内容説明
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「美しければなんでもいいってもんじゃないだろ、
自分が切ったシャッターに価値があるのだ。
僕の目の前の風景や、語りかけてくる人に愛があるのだ。」
フォトグラファー 南雲暁彦によるライカと銘玉レンズのフォトエッセイ集。
全17章からなる本書では、各章1本のライカマウントレンズを紹介。1950年代の伝説のオールドレンズから最新型のレンズまでを掲載。レンズの個性を最大限に引き出すべく、撮影のシチュエーションや被写体選び、ロケーション、時間や天候など、シャッターを切る南雲氏のこだわりと撮影に向き合う心情が細やかに紡がれていく。
フォトグラファーならではの視点で語られる言葉は、これまでの既存の製品レビューではない。撮影者が被写体と向き合い、自分と対峙し、どのように作品制作に昇華していくのかが綴られている。
文章とともに掲載された作品は大きな見どころ。フォトグラファーの技術と感性により銘玉レンズの特徴を活かした写真は美しくも儚い。フォトグラファーの視線と人生が込められた写真が、観る人の心を打つ。ライカ好きに限らず、写真に関わるすべての人の心に響く書籍となっている。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
145
カメラ好きは是非手にしてほしいお洒落な一冊。目の前の景色をそのままに表現し、目では捉えきれない光も写すことができる。想像を超える写真が映し出されたとき、世界の素晴らしさが身に沁みる。ファインダーから覗いた夜景はいつもよりドラマチックにきらめいている。どこにフォーカスするかは、その日の気分で変わってくる。何度も訪れた場所でも同じものは存在しない。シャッターを切るまでの時間は写真家だけのもの。時には銀河のように、時には青い星の一部のように、人生は輝いている。暑い日も寒い日も、ライカとの対話から物語は生まれる。2025/10/26
でかぴょん
1
★★✩✩✩2025/12/20




