内容説明
四十年ぶりに、高校時代を過ごした淡路島を訪れた圭介。かつて打ち込んだ人形浄瑠璃部の仲間の思いがけない歓迎と恩師の死を機に、島を去る原因となった出来事と向き合い始める。それは運命に抗い、恋に溺れ、島を駆けた夜のことだった――。ベストセラー『あん』の著者が贈る、名もなき人々の人生を力強く肯定する最新長篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
シャコタンブルー
46
私のレビューが最初とは嬉しいが微妙なプレッシャーも感じる(笑) でも忖度なしの素直な感想は、とても面白かったが物足りない部分も少しあった。淡路の人形浄瑠璃は以前YouTubeで感動したので実物を見たいと思っていたが本書を読んでますます行きたくなった。人形浄瑠璃への伝統と誇りが地域全体に根付いていることが素晴らしい。そして青空と鳴門の青い渦が青春そのものの青さと希望を語っている。それはイブ・クラインの果てしない青のように輝いていた。若さゆえの逃亡が感傷的で・・今すぐ鳴門の渦潮を見たくなること間違いなし。2025/12/27
えりまき
22
2026(21)淡路島にある高校の人形浄瑠璃部のお話。淡路島に行きたい!「足十年、左十年、かしら一生や。人形遣いは生涯修行なんや。」 2026/01/21
tetsubun1000mg
10
高校3年生で中退し逃げるように去った淡路島へ戻った圭介の戸惑いと後悔から始まる導入部。 四十数年ぶりに戻ったという設定は、1962年生まれのドリアン助川氏の年齢に近いのだろうか。 髪が薄くなったり、顔の皴が目立ってきた老年に近い大人たちにもこんな高校時代があった事を教えてくれる。 歌舞伎自体が人形浄瑠璃からはじっまていると言われるようだが、淡路島で500年位の歴史を持つ人形浄瑠璃だけに40年前は高校に浄瑠璃部が盛んだったのだろう。 東京から来た男子高校生が浄瑠璃を通して仲間ができていく様子が伝わってくる。2026/02/05
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