内容説明
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生命を謳歌しようとする身体とはうらはらに、薄氷のような脆さと繊細さをもつ“暗黒の心”の明滅を綴った詩集。
感覚的に生み出された一つひとつの言葉は、氷の結晶のような繊細さと水のような透明感を感じさせる。ときに動脈のように激しく流れ、またあるときは氷のように動きをとめてしまう感情。複雑な時代に生きる現代人の激しく揺れ動く心情を描ききる。
一つひとつの詩で感情の断片を切り取りながら、1冊全体で大きな一つの詩へと収斂されてゆく作品。
目次
結
言葉の鍵
風の集まる場所
あかねぞら
血の雨
道端の石
階段
氷の通路
星
結氷
腕
からのすがた
蝶
指
骨
玉響の氷輪
冷たい波
迷イ戯
砂丘
昼夜の霧
ぽつり
犬と子供
くらやみ
矛盾
空虚
蛮性
発作
憑物
血まみれの血まみれ
人間料理
鉄葉~ブリキ~
レイブン
孤独の腐敗
目的地
リチウム
ワイアーズ
屍鬼
単純
無限の苦しみ
謝罪
うつろな悲鳴
死
こもりうた
コープス・ソング
しずかな熱
過去
花
包装
輝き
ぷりぷり
冷たい夜
すーさいど虚
流血路線
解体大会
深夜
迷子
光の故郷
生
この熱
零刻
自由
祈り
翼
生まれた世界
テオーリア
声
若葉の澪標
はじまり
やすらぎ
アンダーオース
零度




