内容説明
関西のある地方都市で、ダークな一面も持つ人間と噂される市議会議長が殺害された。所轄のベテラン刑事・本宮宣親は県警捜査一課の若手・平原優子とともに容疑者の手がかりを求め、聞き込みを行う。恨みによる犯行なのか、それとも汚職にまつわる暴力団絡みの事件なのか。捜査が進むなか、本宮は図らずも自身が封印してきた過去と向き合うことになる。「真実」が明らかにされたとき、人は本当に救われるのか――「正義」について問いただす、社会派小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
となりのトウシロウ
55
関西の地方都市で起きた殺人事件。殺されたのは市議会議長だった。波山署の本宮は県警捜査一課若手の平原優子と組んで、敷鑑捜査の本線とは違うアザーを追う。刑事目線で犯人に辿り着く捜査を描いた作品。犯行動機について引っ張って引っ張ってラストに持ってきた割には腹落ちせず、消化不良のまま読了。容疑者やその周りの登場人物の誰にも共感できず。作者が本作で何を言いたかったのか見失ってしまいました。唯一、生い立ちを知った後の平原優子が魅力的に感じました。2025/12/29
きりん★
39
関西のある街の市議会議員が殺される。その議員も胡散臭い男だが、周りも同じく胡散臭い。刑事の本宮と優子は初めてペアを組み捜査をする事に。面白くなくはないんだけど、冗長すぎるのか、結果が曖昧なのか読みにくい物語だった。10年ほど前に他出版社でも出されてる本らしい。最後まで読んだんだけど、モヤモヤ。人の事を恨むよりも今ある幸せを考えた方がよかったのでは?2026/01/08
じお
16
★★★☆☆ 地方都市の市議会議員が殺害され、ベテラン刑事の本宮は、美貌の女性刑事・優子と共に捜査を開始する、その中で浮かび上がる真実とは。まずまず、全体的に捻りや重みが少なくストレートな刑事小説といった印象。本宮や優子の抱える事情や、本事件自体がそれぞれバラけている感があり、テーマと何となくつながりが薄いので、作品としてのまとまりはあまり良くないかも。塩田さん得意の最後まで真相を引っ張るスタイルだが、そも毎度感じるが引っ張る割に最後のオチが弱く、今作に至っては、どういう事?となり、→2026/01/30
TAKA
14
この終わり方って?なんか納得いかないなあ。2026/02/10
じゅむろりん
13
波山署のベテラン刑事本宮は県警捜査一課の平原優子と組んで、市議会議長殺害を捜査。反抗期の娘がいる本宮の心情が克明に描かれ、無表情無反応の平原と次第に打ち解けていく様が、本作で一番ほっこりする場面でしょうか。バブル崩壊により金で変わっていく親を目の当たりにした子供達の悲しみが詰まった真相が重くのしかかってきます。「疑心暗鬼で人間が自滅する様は人を惹きつける」というセリフが心に残ります。この犯行を生み出した罪を、彼のみに背負わせるのは悲しいですね。2025/12/30
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