ちくま新書<br> 地域戦略の考え方

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ちくま新書
地域戦略の考え方

  • 著者名:宮﨑雅人【著者】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 筑摩書房(2025/10発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480077127

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内容説明

目を覆いたくなるほどに、地域が衰退している。高齢化が進み、子供も減った。基盤産業も失われ、病院やスーパーマーケットさえ消えていく町から、さらに人がいなくなる。この悪循環を食い止め、みんなにとっての豊かで幸せな暮らしを実現するには、どうしたらいいのか。インバウンドの増加とサービス業の低賃金にたよる「観光立国」路線でも、地域ごとに異なるリソースの差を度外視した夢見がちな「先端産業育成」路線でもなく、本当に持続可能な日本の未来を理論に基づき提示する。

目次

はじめに/第1章 日本経済の衰退/1 世界経済における日本の地位低下と歴史的円安/2 研究開発費の現状/3 地域経済政策の必要性/第2章 「観光立国」路線の政治経済学/1 安倍政権下の「観光立国」路線/2 安倍政権による「地方創生」/3 「維新の会」と観光振興による地域経済活性化/4 本章のまとめ/第3章 地域産業政策の理論と実践/1 「新しい産業政策」の議論/2 これからの地域産業政策/3 イタリアにおける事例/4 本章のまとめ/第4章 協力と競争の地域経済/1 社会的連帯経済と地域経済/2 イタリアの食品産業における事例/3 日本における社会的連帯経済の取り組み/4 企業間協力と産業集積──長野県坂城町のケース/5 本章のまとめ/第5章 今後の地域経済政策の方向性/1 スマートシティとスタートアップ支援/2 ソーラーシェアリングによる食料とエネルギーの確保/3 地域の基盤となる医療と教育/4 本章のまとめ/おわりに/参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

1.3manen

34
DEIの時代。包摂的地域産業政策(074頁~)。ビアン、ラボリーの理論は、柱が権利保障、供給、地域、そして、イノベーションである(075頁)。地域の存続という危機感が「地域経営会社」を生み出している。論者は、ハーシュマンや、レギュラシオニストのボワイエである(121頁)。また、八十二銀行は野辺山にて、サステナビリティ1号投資事業有限責任組合の出資、など、営農ソーラー事業を展開している(161頁)というのは、知らなかった。2025/11/18

よっち

26
地域が衰退する悪循環を食い止め、豊かで幸せな暮らしを実現するにはどうしたらいいのか。持続可能な方法を考察する1冊。世界経済における地位低下と歴史的円安、低下し続ける研究開発費という現状を解説して、格差が小さいことから採用された観光立国路線は必ずしも上手くいっていない現状。企業誘致には利害関係者と関与するプロセスが必要で、市町村や都道府県の特性を上手く組み合わせながら提案される解決策は、やや概念的だったり汎用性があるものではなかったですが、これまでの政策がどのような意図でなされてきたのかイメージできました。2025/11/04

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