海外経験ゼロの私に、世界と経済をイチから教えてください！

著者名：武居秀典【著】

東洋経済新報社（2025/10発売）

• ISBN：9784492444894

内容説明

◆商社勤続30年、世界77カ国を巡ったプロと学ぶ
　世界の“これから”がわかる【最強の入門書】

☆これから海外出張・留学・旅行に行きたい方
☆急に海外との商談が入ってしまい、どうしよう……と思っている方
☆今後の世界のことが“なんとなく”不安な方
　に送る、先行き不透明な時代に必須のスキル「世界を見通す力」を手に入れる1冊。

「どうしてアメリカドルだけは
　特別扱いなの？」
「トランプ大統領の後、
　米国の自国第一主義はどうなる？」
「中国がこれから世界のリーダーになる？
　そのとき台湾は？」
「これから経済が成長する、
　インドに投資すべき？」
「そして、この状況で、
　日本はどう立ち回るべき？」

今こうしている間にも、世界中でいろいろな出来事が起こっている。
一見、なんの関係もないようでも、それらの裏側には、世界の「枠組み」や「ルール」が大きく関係している。
そうした枠組みやルールさえ知っていれば、経済、外交、安全保障などあらゆる世界の動向が読み解きやすくなり、
ビジネスやキャリアの見通しも立てやすくなる。

◆対話形式ですらすら読める！
　1冊読むだけであなたも「世界通」！

本書の主人公は、海外のことをまったく知らない入社3年目の社員・陽菜。
国内営業部から海外事業部への異動をいきなり言い渡された彼女が、
元商社マンの「先生」との対話を通じて、世界への理解を深めていく。
２人の会話を読んでいるうちに、世界への解像度が劇的に上がること間違いなし！

目次

第１章　豊かな国と貧しい国は何が違う？
～国の発展を見極めるポイントとは？～
・世界はいろいろな国で満ちている
・地理的条件が有利な国はどこ？
・地理的条件の不利を克服した身近な国？
……
第２章
人口世界一になったインドは今後、急成長？
～人口と経済成長の複雑な関係～
・人口にも「ボーナス」？
・実際のインドの成長性は？
・人口減少にどう対処すべき？
……
第３章
ビジネスに役立つ地政学リスクの見極め方
～世界の紛争はなぜ、どこで起こる？～
・ロシアに近づくＮＡＴＯ包囲網
・中国は明日にでも台湾武力侵攻？
・日本からは見えにくい意外な紛争の要因
……
第４章
新たなビジネスチャンスを生み出す「地域自由貿易圏」
～世界で進む地域連携の動き～
・ＥＵの弛まぬチャレンジとは？
・ＲＣＥＰとインドの戦略
・企業は「地域自由貿易圏」をどう活用する？
……
第５章
トランプ関税でビジネスはどう変わる？
～国際秩序を揺るがす米国の自国第一主義～
・トランプ関税の成果は期待できる？
・米国は嫌われても大丈夫？
・今の政策はトランプ後に変わる？
……
第６章
日本企業が直面する「中国経済圏」の拡大と深化
～存在感が高まる中国と新興国が揺るがす国際秩序～
・侮れない中国の技術力
・不動産不況と忍び寄るデフレリスク
・中国と新興国が目指す「脱ドル化」
……

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[あみやけ]

とっても読みやすく、わかりやすかったです🙂これまで読んできた本の復習にもなり、さらなる関心が広がりました。いろんな産業についての積読がたくさんあるから読まないと。AIも半導体も自動車も農業も。また、外交や地政学もしっかり学びたい。もちろん、自然科学も環境問題も。人間関係やカウンセリングも。この２年間、生涯で一番勉強したかも。まだ人生、折り返したばかりだと思って。ただ、一番の課題は健康か？いずれにしても、この本、おすすめです🙂ここからいろんな分野への関心が広げられます。

2025/12/13

[よっち]

海外を知らない入社3年目の社員との対話形式で、先行き不透明な時代に世界を見通すポイントを解説する1冊。豊かな国と貧しい国は何が違うのか、国の発展を見極めるポイント。人口と経済成長の複雑な関係。世界の紛争はなぜどこで起こるのか。世界で進む地域連携の動き、国際秩序揺るがす米国の自国第一主義と存在感が高まる中国と新興国の新秩序を作る動き、世界で起こる様々な出来事には世界の枠組みやルールが大きく関係していて、当事者国の視点も踏まえて、歴史的経緯や地政学、多角的な視点から考える重要性を説いたわかりやすい1冊でした。

2025/12/07

[きりふき]

他の本でも良くあるようなことが書いてある

2025/10/22

[ゼロ投資大学]

多くの要因が複雑に絡み合って、国や国民の豊かさは決まっている。国によって地理的条件は様々で、経済成長を決めるには人口が大きく関係してくる。人口動態は数ある予測の中でも信頼性が非常に高い。国の人口は戦争やパンデミックなどの要因がなければ、今いる多くの人間が成長していくので予測しやすい。

2025/12/28