内容説明
興味のない婚活パーティーに半ば強引に参加させられた、保育士の理緒。
そこで会社員の由弦と出会うが、些細な誤解から暴言を吐かれてしまう。
翌日、何故かふたりは「経歴も仕事も家族構成も同じだが自分たちの性別だけが逆転」してしまっていた。
これまでと同じ仕事をしていても、“男である”というだけでクレームが入り、 “女である”というだけでセクハラをされる。
今まで味わったことのない不自由さを感じる中で、ふたりは自分の無意識に潜んでいた性別への偏見にも気づき始め……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ユウハル
7
性別が変わって気付く自分がどれだけ男だから、女だからと考えていたことを。今の時代だからそういう性別での考えを持たないようにしようと思ってても、どうしても考えてしまうし頼ってしまう。この作品を読んで自分のそういう考えを浮かび上がってきた。性別ではなく個人としてみようとは思っても、周りはそう思ってないことなどを二人の生活の変化で目の当たりになった気がする。2025/10/16
yasuyuki suzuki
7
読み終わりこれはSFだと思ってしまった。男女逆転を扱った小説は何回か読んだことがありますがこの作品はその中でも最高傑作だと思います。入れ替わった時の周りの友達や家族、同僚などの反応がすんなり受け入れたところなどとても良かった。そして痴漢にあった時の対応が素晴らしいストーリー展開だと思った。ラストはとてもさわやかな感じがして感動しました。続きがあるといいなぁと思い続編を希望します。あなたもぜひ読んで元気をもらって下さい。2025/09/03
Toratora
2
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️2025/10/13