内容説明
日本人ファースト
核武装は安上がり
男女共同参画は間違い
彼らはどこからやって来て、
この国をどうしたいのか――
無名だった頃から神谷氏や
さや(塩入清香)氏を知り尽くした
参政党研究の第一人者が
“得体の知れなさ”の実態を暴く!
<「はじめに」より>
参政党が設立されてから約5年。
2025年の参議院選挙における大躍進を経て、
神谷氏の一挙手一投足が注目されるなか、
参政党内部には早くも不協和音が響いている。
参政党設立に貢献した初期のメンバーのほとんどは、
現在ことごとく神谷氏と袂を分かっているのだ。
たとえば、かつて参政党の共同代表を務めた吉野敏明氏は
「彼は参院議員になってから豹変して、独裁者になった」
(『週刊文春』電子版2025年7月14日)と訴え、
独自の政治団体を設立し、
SNSなどを通じて神谷氏批判を強めている。
ただ、私にとっての神谷氏は「熱い兄貴」であり、
「笑顔が絶えない柔和な人」だった。
私個人としては神谷氏に悪い印象はないが、
同時に、そういった不満の声を聞くと
「さもありなん」という感慨を抱いてしまう――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ZUSHIO
5
前半は古谷氏の経歴と共に、実に興味深く自称「保守」業界のポンコツっぷりを整理できた。 また、実は石破自民党に愛想を尽かした保守層ではなく、れいわ新選組や国民民主党から票が流れたという分析にも納得。一時盛り上がった、財務省デモに右も左も来ていた理由も理解できた。 何より、参政党の躍進を生んだ政治無関心層こそが日本の衰退の最大の原因だという最後の分析には共感しかなかったし、歴史・民主主義教育の敗北でもあり、襟をただされた。参政党投票者には動画じゃなくて、この本を読んで欲しい。2025/10/14
mm71
4
参議院選での参政党742万票の衝撃の背景。著者ならではの視点、データに基づく解説が非常に面白いです。参政とれいわで迷う人はかなり謎だったが要するに陰謀論者や反ワクチン論者。極端な経済政策は陰謀論と紙一重。そこにワクチンやオーガニック信仰が合体する。著者のSNSへのリアクションをもとにいわゆる保守界隈と参政党支持者のちがいがわかるのも興味深い。それにしてもYouTube全盛の現代での陰謀論は実に厄介。2025/10/18
トダ―・オートマタ
3
参政党の分析というよりも、 著者が保守論壇にいたときに2013年ごろの神谷とさやに直接会ったときの体験などを書いている。 著者は田母神を応援しなかったので保守論壇から離れたのに 田母神が公職選挙法違反をしていたのが理由でチャンネル桜と田母神が対立したのは意外だった。 参政党が支持されたのは日本には「政治的無関心層」が多く「動画」によってその層が陰謀論や参政党にハマっていく 著者の友人もコロナがきっかけで何人か参政党を支持することになり、 そのなかには在日朝鮮人がいるのは驚いた2025/11/18
あおい
3
神谷氏を数年来傍で見ていた著者が述べる、参政党の過去~現在の様子と2025年大躍進の舞台裏…神谷を保守に入れたオレ~のエッセイ時々評論。神谷氏の底の浅さを終始挙げてるが、彼らと交流し後に利用も考えたお互いは類友だからね。大バズリな参政党を率いてる神谷氏へのほぼほぼやっかみとさや氏への揶揄りは、気に入った女が自分を振り向かなくて燻ってた感情の迸りw参政党に引き寄せられてた友人たちエピは昔のオンナ自慢漂わせててwwかつての類友へ最後まで称賛のひとつも贈れず時代の鬼子よばわりで腐すw仲間にしてもらえなくて乙。2025/11/12
aki35
3
神谷さんやさやさんから漂う底の浅さ。 それ自体の理由が描かれているわけではないが、やはり昔からそうだったのだと、腹落ちするところがある。 さやさんがチャンネル桜に出演するようになった経緯が気になる。 一方、こんなにも浅はかな人たちを心底受け入れている、支持者がこんなにも多くいるというのはやはりコワイ世の中だ。それはN国や斎藤知事、石丸伸二の支持者も同様。 我々の生活を決める政治家がこんなにも薄くてたまるか。2025/10/18
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