集英社学芸単行本<br> ヒゲのガハクごはん帖

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集英社学芸単行本
ヒゲのガハクごはん帖

  • ISBN:9784087817669

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内容説明

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画家・山口晃の日常を妻が綴り、それに夫が絵で応える。
山口晃夫妻、初の合作による「食の絵日記」エッセイを書籍化!

人気画家・山口晃のエッセイ漫画『すゞしろ日記』に登場する、「カミさん」こと妻の梅村由美。丸顔で肝が据わっていて、「むはは」と笑い食欲旺盛。夫目線から理不尽の権化のごとく(?)描かれてきた彼女が、ついに筆を執った――!

自宅で、行きつけの店で、旅先で、場所を選ばず発揮される「ガハク」こと山口晃の「食」に対するこだわり。そんな夫との日々を妻目線から綴る文章に、たっぷりの挿画でガハクが応酬する、ウェブメディア「MON ONCLE」の人気連載『ヒゲのガハクごはん帖』を、このたび単行本化。二人の食体験を文と絵の両方から絵巻物のように楽しめる、新感覚のエッセイ本となっています。

収録した17のエピソードは、結婚生活初期の衝撃の料理や現在に至る定番メニュー、チョコやケーキといったおやつ事情、出張制作時のお弁当日記、さらにはヴェネチア、バレンシア、ニューヨークといった海外での体験など、場所もテーマも多種多様。

連載時より大幅な加筆を経て、実に7割超のページが挿画入りという豪華な1冊です。さらに、出張制作時に仕上げた作品1点をカラーで収録!

【著者略歴】
梅村由美 (うめむら・ゆみ)
1968年生まれ、神奈川県出身。1991年東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。2002年に画家・山口晃と入籍。コンテンポラリーアートを扱う複数のギャラリーにて約30年間勤務の後、山口のマネジメントに専念し、その活動をサポートする。仕事柄、アートフェアや展覧会などで国内外の出張が多かったこともあり、インドア派のわりには旅行好き。好きな食べ物はすしとそば。2022年よりウェブメディア「MON ONCLE」にて連載中の本作が執筆デビュー。

山口晃(やまぐち・あきら)
1969年東京都生まれ、群馬県桐生市で育つ。1996年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。伝統的な日本絵画の様式を踏まえ、西洋の画材で描く作風で知られる。都市鳥瞰図などの絵画のほか、立体、インスタレーションなども手がける。2023年の東京・アーティゾン美術館における「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」をはじめとする個展や国内外での作品展示多数。著書に『ヘンな日本美術史』(祥伝社、第12回小林秀雄賞受賞)、エッセイ漫画『すゞしろ日記』(羽鳥書店)、漫画作品『趣都』(講談社)などがある。

目次

まえがき 山口晃
ある日のガハクのごはん帖
お弁当日記 ――夏の長野の5日間
記憶で巡るヴェネチアごはん
「おそば食べたい……」
ぐらぐら味噌汁
NYハンバーガー・ショック!
オレンジだけじゃなかったバレンシア
かき氷、それぞれの思い出
定番朝食のできるまで
たまにはいいかな、こんな贅沢
大掃除からの深夜のフレンチ
始まりは、「成分調査サンプル」3皿
チョコレート+αのビスケット
名もなきジャガイモ料理
季節外れのカズノコの世話
コーヒータイムは心の支え
ガハクは生クリームが大好き
あとがき 梅村由美

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

20
「すずしろ日記」で拝見していた奥様ご自身が記したエッセイ。食べ物、料理にまつわる思い出や出来事のあれこれを飾らず綴っていて、読んでいて心地よいです。ところどころ「ガハク気にしすぎでは」と思う時もあるけれど、夫婦というか一緒に生活しているとこういうこともあるよねと思わされる書き方で嫌味が無いのが良かった。添えられているガハクこと山口晃氏のイラストも楽しい。食エッセイがお好きなかたにおすすめです。2025/12/16

hitomi

19
読友さんのレビューを読んで。ヒゲのガハク(山口晃さん)の奥さんが、日々のガハクとの食事について書いたエッセイ。ガハクの挿絵もちょこちょこ入っていて、楽しくサラッと読めます。ガハクは食について細かいことにこだわるようで、それに応えるのは大変そうだなあと思いつつ、でも奥さんはおおらかな感じでうまくバランスが取れてるのかな。『すずしろ日記』もまた読みたくなりました。2026/01/10

びぃごろ

17
攻守逆転。これは奥さんが筆をとる!同じ話でも反対側から見ると印象が違ってくるのが不思議だ。奥さんの株がぐぐぐーんと急上昇、そしてガハクは…(苦笑) 本人が一人暮らしも長く料理上手とは云っていたが、そうか盛り付けに関しても美的センスと通じているわけだ。ひとつのものに対してのこだわりや細かさも絵に対する姿勢と同じなんだと気付きました。食材も国産やオーガニックを意識しているのね。由美さんが仕事を辞め、全面的にガハクのサポートに回ったのかぁ。毎日の食事(朝はピザトースト一択)はよしとして善光寺はお疲れさまでした。2025/11/14

ぐるぐる244

14
読友さん紹介本。手塚治虫文化賞にもノミネートされている山口ガハクだが、イラストを見て「世界の辺境とハードボイルド室町時代」の表紙を描いた人だと気づいた。そのガハクの妻 梅村由美さんが綴るごはん帖、タイトルそのままの内容(一日3食プラスおやつの用意!)だが、上手く構成されていて、日々の食事から仕事絡みで訪れた町での紀行文のようなものまで。好きなのは大晦日の大掃除の後行っていた近所のフレンチレストランの話。レストランの顛末も含めて一遍の物語のよう。ガハクのイラストも流石の画力ですばらしい。2026/02/21

アリーマ

13
画家でイラストレーターの山口晃さんと奥様の合作エッセイ。日々の食事の四方山話わわ奥様が書き、山口氏が挿絵をつけるスタイル。奥様があまりにキレまくったお料理上手というわけではなく、実にほのぼのした日々の営み的な食卓風景が描かれているのは好感度高い。しかし奥様の、のびのびとはしているもののどこか隷従的な尽くし方に、やっぱりこの世代って、結局こうなっちゃうのかなあ、とは思った。いつになったら佳き夫人は夫に尽くすもの、ていう社会通念的なものが薄らぐのかなあ、と残念な思いが少し。★★★⭐︎2026/05/16

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