進学校の進路選択とジェンダー - 高校生たちの描く未来

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進学校の進路選択とジェンダー - 高校生たちの描く未来

  • 著者名:打越文弥【編】/本田由紀【編】
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • 大月書店(2025/10発売)
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  • ISBN:9784272350650

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内容説明

高校生たちの声が示す、進路選択のリアル

大学に進学することを「当然」とする進学校でも、ジェンダー・地域・保護者との関係などにより、その進路決定には格差が存在する。全国18の進学校・129人の高校生へのインタビュー調査から、進路選択の実態に迫る。

※本書は大月書店刊『進学校の進路選択とジェンダー――高校生たちの描く未来』の電子書籍版です。

【著者】
打越文弥
ハーバード大学ライシャワー国際問題研究所ハーバードアカデミー・アカデミースカラー。専門は社会階層論・家族人口学。主要著作:?Explaining Declining Educational Homogamy: The Role of Institutional Changes in Higher Education in Japan”(Demography)、「『公平中立』な入試制度がもたらす男女の格差」(『世界』2024年9月号)など。

本田由紀
東京大学大学院教授。主要著作:『多元化する「能力」と日本社会――ハイパー・メリトクラシー化のなかで』(NTT出版、2005年)、『教育は何を評価してきたのか』(岩波新書 2020年)、『「日本」ってどんな国? ――国際比較データで社会が見えてくる 』(ちくまプリマー新書、2021年)

目次

序 章 進学校における男女の進路選択はどのように異なるのだろうか(打越文弥)

第1章 「超進学校」における進路選択の男女差(黒木禎子・打越文弥・徳安慧一)

第2章 最難関大学志望者にとっての「浪人」とジェンダー――保護者との関係における意思決定モデルに着目して(福島由依)

第3章 進路選択のジェンダー差における性役割意識を再考する――親の意見に着目して(佐伯厘咲)

第4章 東北からの(超)難関大学進学はいかに正当化されるのか?(朝比奈祐揮)

第5章 高校生の進路選択に対するメディアの影響(本田由紀・打越文弥)

おわりに――本研究から何がわかったのか(打越文弥)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

お抹茶

4
高校生や高校教諭へのインタビューを通し,最難関大志望者の理由や浪人の有無などジェンダー差を分析。二番手校では,一番手校と同じく上を目指す進路指導を行っても,保護者と生徒との間の希望の差異に苦労したり,ジェンダー規範に基づいた進路指導になっていたりする。女子は,性別に基づく進路選択を直接的に強制していなくても,自身の気づかない間に大学の選択肢を狭めてしまっていると考えられる。女子は,将来の夢が家族や地域社会との繋がりを通じた内面的な自己充足の実現に繋がりやすく,ジェンダー化されたロールモデルが見られる。2025/12/17

おこげ

2
日本ではより高偏差値の大学を目指す選択が社会・経済的リターンの観点から合理的な進路選択と考えられてきた。本書では高校三年生へのインタビューを分析し、そうした見方は進学校の男子の進路選択をよく説明できる一方、高校が地域の一番手校か二番手校か、男子か女子か、都市部か地方かにより進路選択のあり方が多様性に富むことを明らかにしていて面白かった。 特に女子の「大学生活重視の大学選択」や保護者との関係が「報告モデル」ではなく「相談モデル」であることが難関大学における女子比率の低さを生む一要因という指摘は特に興味深い。2025/11/27

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