こうして脳は老いていく

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こうして脳は老いていく

  • 著者名:遠藤英俊
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • アスコム(2025/10発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784776214229

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内容説明

【90歳になっても脳がよみがえる方法あります!】

何歳になっても物忘れがほとんどなく
シャキッと冴えているAさんの脳。

かたや、5分前に言われたことも
忘れてしまうBさんの脳。

同じ年齢の2人の脳は
何が違うのでしょうか
遺伝的な差があるのでしょうか?
いいえ、そうではありません。

この2人の脳の違い。
それは、老いた脳を支える「バックアップ」の機能が
働いているのか、いないのかその違いなのです。

脳にバックアップ機能がある? 
初めて聞く話ですよね。
年を取れば、誰だって脳は衰えます。それは仕方のないこと。
もし、脳の記憶をつかさどる部位が衰えた場合
普通の人は、物忘れがひどくなる一方。
しかも、脳の部位は一度衰えると、なかなか回復はしません。
しかし、脳のバックアップ機能が働く人であれば
まだ衰えていない、脳の元気な神経細胞が
衰えた機能をカバーしてくれるのです。
こうして、物忘れを最小限に抑えられるわけです。

これを、スポーツで例えてみましょう。
野球でもサッカーでも、
レギュラー選手がケガをして離脱したら、
控えの選手が出場しますよね。
そのため、チームは試合を続行できます。
時には、控えの選手が
大活躍することだってあり得ます。
脳にも同じことが起きており、
どこかの部位が衰えても、
別の元気な神経細胞が代わりに役割を果たせば、
支障なく生活が送れます。

このバックアップ機能は「予備脳」と呼ばれています。
もしも、この予備脳が働かなかったらどうでしょうか。
つまり、8人で野球をするとか、
10人でサッカーをするのと
同じ状態になるわけです。
満足な試合運びは期待できません。
日常生活でいえば、物忘れがひどくなったり、
集中力を欠いたりして
様々な面で支障が出てきます。

脳の一部が加齢で衰えても、
予備脳によるバックアップがあれば、
心配なく生活が送れます。
そして、この予備脳は、
認知機能だけでなく運動能力にも関わります

体を動かす指令は、脳から出ています。
そのため、加齢により
道でつまずきやすくなったり、
動作が鈍くなるのは、筋力低下だけでなく
脳の働きが悪くなったことも影響しています。
つまり、予備脳を強くすれば、
認知症だけでなく寝たきりも予防できます。

冒頭のAさんは予備脳がしっかり働いており
Bさんは予備脳がうまく働いていないのです。
では、どうすれば予備脳の働きがよくなるのか。
そのための最強の方法があります。
それが、有酸素運動と脳トレを「同時に」行うことです。
有酸素運動で脳の血流をアップさせて、
同時に脳トレで脳を鍛える。
このやり方で、脳の神経細胞がどんどん増えて、
密度が高まっていきます。

いま、本屋さんに並んでいる脳の認知機能回復の本は
脳トレを薦めるか、運動をしろというか、
どのどちらかに偏っています。
しかし、大事なのは両方なのです。
「両方やるのは大変じゃないの?」と思うかもしれません。
ご安心ください。
この両方を、日常生活のなかで、簡単に行う方法は、
本書で詳しくご紹介します。

予備脳は何歳からでも強くできます。
90歳を過ぎても予備脳は強くできます。
ぜひ、本書で「人生100歳時代」を
充実したものにしてください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨハネス

5
老化は、脳の部位により偏りがあるという。ものにぶつかるのは若い時からだから、頭頂葉は老化じゃなく元々弱いんだな。部位ごとに鍛える方法があればいいのに、と思ったら「黙読」は後頭葉と前頭葉、「音読」が頭頂葉と側頭葉のそれぞれ一部分が動くとのこと。音読をやるなら朝が効果的だそうだ、思い出したらやってみよう。好きなことを続けるのも良いとは意外だけど、うれしいね。楽しいしラクだもの。週5日以上風呂に浸かる高齢者は認知症リスクが約30%低いとのこと。風呂嫌いなのだけど、ちょっと頑張ってみる気になった。2025/11/04

Suzu

1
脳の一部の機能が低下してもバックアップできる回路がある。それが予備脳。予備脳を最強にするトレーニングとして体を動かしながら頭をつかうデュアルタスクがよいらしい。簡単なところで掃除機をかけながら歌を歌う。料理をしながら知人の名前を挙げていくなど。早めのスピードでのウォーキングをしながらしりとりなども紹介している。90歳を過ぎても脳は新しい神経細胞を生み出す力を持っているというのはすごいなと思った。2025/11/25

kazhc57

0
「予備脳」という言葉は知りませんでしたが、こういう考え方は昔からあったと思います。重大な脳損傷を受けたのに日常生活を続けていた人の例とかを読んだことがあります。この本でも、生前に認知症の症状がなかった人が死後の解剖で重篤なアルツハイマー症を患っていたという例が紹介されています。脳内のネットワークを事前に密にしておけば、認知症にかかって脳機能の一部が奪われても、他の部分が補うということです。脳にいい食事や運動方法など、具体的な対策も紹介されているし、将来の認知症に不安を感じている人にはお勧めです。2025/11/18

津見佐飛

0
脳の部位別に、衰え方や身体にどんな症状が出るのかなどが詳しく説明されていて分かりやすい。「予備脳」の働きは、まだ研究が始まったばかりの概念との事だそうで。実際に脳の衰えの補助になるかどうか、明確になるのはこれからと言った感じかな。鍛え方は色々揃っていて、割と気軽に始められそう。2025/10/29

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