無名兵士の戦場スケッチブック ――砲弾と飢餓と鎮魂

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無名兵士の戦場スケッチブック ――砲弾と飢餓と鎮魂

  • ISBN:9784480818669

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内容説明

激戦の中国戦線、多くの餓死者を出した南方の島……一人の庶民が体験した、陸軍一兵卒としての過酷な戦場体験が鮮烈な絵で描き残されていた。戦後30年を過ぎてからの大病で生死をさまよったことをきっかけに生まれて初めて絵筆を取った砂本三郎。本書は、発掘されたその130枚の絵に綿密な解説を収める。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

funuu

7
村上春樹が父親が将校で中国戦線で捕虜を試し切りした話を聞いた事を書いていた。この本の著者は一般兵士。村上春樹の父は京大卒。 著者は小卒。 当時の事を絵にした。 中国戦線で試し切りは刀がある将校がしたようだ。ただ捕虜の拷問には参加している。 とりあえず中国戦線では日本軍がやや優勢。 アメリカが蒋介石の腐敗が嫌であまり武器支援をしなかった。 パールハーバーが初めて頃帰国。 敗戦近くに南方の島に送られる。そこはたまに空爆、後は飢餓地獄、仲間の死刑の世界。 日本軍は6割が餓死病死。2025/10/31

読書初心者

3
図書館の返却期限が迫っていたので後半急いで読んでしまったが、まあ強烈。個人的には砂本さんが名前を思い出せない兵士の死と最後の絵に涙した。一家に一冊置いて、後世に語り継いでいくべき名著。2025/10/30

ゴロチビ

3
8月の戦争関連番組で紹介されていたのをちらっと見て興味を持つ。戦場での無法等が赤裸々に描かれた、反戦意識が強いような印象だったので、ちょっとゴヤの版画を思い出したりした。しかし実際に見ると、特に中国戦線を描いた部分は、戦争を戦うのは仕方が無い事で戦わざるを得ないなら無駄死にはしたくない、という兵士なら当然の気持ち。それと斃れた仲間への追悼、レクイエムなのだった。一方後半は、戦闘以前に、飢えにより惨めに斃れて行った仲間に代わり、無謀な戦争を決めた指導者への恨みが表されている、やはりこれは鎮魂の絵だと思った。2025/09/18

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