資本主義にとって倫理とは何か

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資本主義にとって倫理とは何か

  • ISBN:9784766430394

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内容説明

なぜ人々は資本主義=市場経済について倫理的に不快に感じ、批判するのか。そこには人間の集団行為に関する複雑な文脈が存在する。市場経済をめぐる正当性の議論と、市場競争のなかで重要な役割を果たす企業行動の是非について繊細に解きほぐす、ヒースが長年議論してきた「ビジネス倫理」についての壮大なヴィジョンが展開される。

目次

序章
第1章 日常の道徳とビジネスの倫理
第2章 資本主義は「道徳的」か
第3章 市場経済の正義を考える
第4章 市場経済は正当化できるか
第5章 なぜ人々は競争を不快に感じるのか
第6章 市場経済は最悪である─それ以外を除いては
第7章 市場のなかのルール
第8章 応用編─市場で許される不正直さ
第9章 企業はなぜ存在するのか
第10章 協力のオアシスとしての企業
第11章 なぜ会社の所有形態が重要なのか
第12章 企業倫理と職業倫理
第13章 応用編─雇用関係とは何か
第14章 検討すべき他の問題
第15章 結論
『資本主義にとって倫理とは何か』解説(瀧澤弘和)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

chiro

3
資本主義が市場原理に基づいてグローバルに肥大化した結果、格差はかつてない大きなものとなり、貧困に喘ぐ層が拡大している。著者は、こうした状況を改善すべくビジネス倫理の必要性を説いている。ビジネス倫理による格差拡大の抑止効果については方法論も含めて更に深耕する事が求められるがビジネスに倫理を求めていく視点は必要不可欠なものだと感じた。2025/11/23

かじかじ。

0
本書は、市場原理が社会の隅々まで浸透する現代において、資本主義と倫理の関係を問い直す。金銭で取引できる範囲が拡大すると、格差による不公平が生まれるだけでなく、友情や公共心、教育や医療といった本来守られるべき価値が損なわれる危険があると指摘する。サンデルは、市場は中立ではなく、人々の価値観や行動を形成すると論じ、効率性や利益だけを基準にすることの限界を明らかにする。そして、何を市場に委ね、何を市場から守るべきかを、市民が倫理的に議論する民主主義の重要性を強調している。狩猟採集民族から農耕民族の移行が転機だ。2025/12/31

ゼロ投資大学

0
人々は資本主義=市場経済について倫理的に不快に感じ、批判する。資本主義は人間の欲望をもとに経済成長を追求する制度であるが、倫理的に受け入れ難い側面もあるのかもしれない。2025/12/11

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