めくるめく元素。

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めくるめく元素。

  • ISBN:9784756924223

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内容説明

めくるめくシリーズ第二弾!
化学式なしでも楽しめる!読めば読むほど元素が面白くなる知的エンタメ

ガラスや宝石、歯磨き粉やフライパン、スマホや香りまで、日常のいたるところに、「元素の世界」が隠れています。
ふだん何気なく触れているものの背後にある元素の仕組みを、化学式や難しい理論に頼らず、読み物感覚で楽しめる一冊です。

女性化学者たちが語るエピソードを豊富なイラストや4コマ漫画で、エッセイ風に紹介しているので、楽しく読み進めるうちに、自然と元素の知識が身につきます。

科学が苦手な人も、理系の知識を深めたい人にもおすすめです。
日常の中の小さな謎を解き明かしながら、元素の美しさと不思議さを味わってみてください。


■もくじ抜粋
・アメとガラスの意外な共通点
・サファイアは赤い宝石?
・植物はグリーンが苦手?
・馬が合わないあの子とうまくやるコツ 
・人の心を動かす香り  
・隠れたスーパーフードは刺激強め

■著者紹介
宇田 亮子
奈良工業高等専門学校 物質化学工学科 教授
大阪大学工学部応用化学科卒業、大阪大学大学院工学研究科物質生命工学専攻修了。修了後は家電メーカーに勤務して半導体の研究開発を行うが、アカデミックな研究がやりたくなり、辞職して奈良工業高等専門学校に赴任。助手、講師、准教授を経て現職。講師の時に、大阪大学に論文を提出し博士(工学)を取得する。
専門は、機能性有機化合物と分子集合体。資生堂女性研究者サイエンスグラント受賞。

三枝 栄子(みえだ・えいこ)
大阪公立大学 理学部 化学科 講師
大阪府立大学工学部応用化学科卒業。京都大学大学院理学研究科化学専攻修士課程修了後、民間企業に勤務。研究員として、社内外の研究者や大学・研究所の研究室と一緒に仕事をするうちに、もっと自分の基礎研究力を高めたいと思うようになり、大学に戻って学位を取得。博士(理学)。専門は、錯体化学、有機元素化学。

良永 裕佳子(よしなが・ゆかこ)
京都大学 工学部 理工化学科 助教。
京都大学工学部工業化学科(現・理工化学科)卒業。京都大学大学院工学研究科合成・生物化学専攻にて博士前期及び後期課程を修了。博士(工学)。民間企業研究員を経て、現職。
専門は有機合成化学、高分子化学。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

七色一味

16
読破。こんな感じで、この手の話を進めてくれたなら、きっと理系の人生を歩んでいたかもしれない(笑)2025/12/21

お抹茶

3
身近な化学に関するエッセイ。手書きのイラストも板書みたいでわかりやすい。アルミニウム製のスプーンと銀歯が当たると,イオン化傾向に従い,アルミニウムから放出された電子を銀が受け取り,ボルタ電池のように電流が流れる。次亜塩素酸HOClの成分Cl+は電子を奪う酸化の力が強く,菌やウイルスや臭気原因物質を分解する。砂糖を空気のない環境に置くと,乳酸やエタノールを生成する発酵が行われ,酸素があると二酸化炭素と水を生み出す呼吸を行う。鼻がキラルであることから,リモネンなどの香り分子は鏡像異性体ごとに違う香りになる。2025/12/10

口車の弥七

3
元素の本というと、元素番号1の水素は、と一つ一つ説明しているものが多いですが、これはそういったものとは違い趣向が凝らされています。エッセイ風で、日常のちょっとした疑問を元素と結び付け、その特徴などを教えてくれます。話しは面白く読んだのですが、素人の私はベンゼン環が出てくるとちんぷんかんぷん。色々説明されても全くわかりませんでした。でもそんな細かい事は気にせず飛ばして読んでも面白かったです。発酵と腐敗に違いは無いってすごいですよね。昔の人はどうやって見分けていたんだろう。そんな疑問から学びに繋がる一冊です。2025/11/06

学多楽人

0
女性3名の化学研究者の執筆で、専門書とは違った趣向の元素の物語形式になっていますので、気楽に読めます。2025/10/16

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