内容説明
後期高齢者、天涯孤独、だからどうした!
破天荒な天才数学者が実践する身体は老けても全身全霊で余生に向き合う「こころのありかた」とは
迎老に向けての笑いと元気と勇気をもたらすための心がほぐれる一冊!
残りわずかとなった人生をより豊かに過ごすために
それまでの自分の価値観を捨てて「三度目の誕生」を果たそう。
経歴や肩書や大昔の自慢話は通用しない、他人を蔑んで自分を優位に見せようと
妙なマウントをとれば孤立の穴にはまり込む。
80代こそ、自分の心をまっさらにして生きなおそう!
本書の主な内容
数学に惹かれ、単身ミシガン大学に/世界を決めるのは偏差値じゃない/40代以降は多難・豊穣/自分を奮い立たせる/同窓会ですさまじきもの/人に寄りかからない付き合い/誰でも彼でも心から優しくしてはダメ/74歳、ドミニカ共和国からコロンブス騎士勲章を授与される/がんを患って見えてきたもの
(本文より)
「幸福になることが人生の唯一の目的だ。そして、一日に何回微笑むことができるかが、その人の幸福を計る唯一の目安だ」(スティーブ・ウォズニアック)
私もそう思う。幸せを感じられるように微笑むためには、自分の好きなことに熱中しているか、あるいは、日々誰かを喜ばせることができてよかったと思えるような生き方をしているかだと私は思う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
D
43
満足は停滞を生む。過去の栄光にすがるな。そして、行動する。この意識は本当に見習わないといけないなと思う。2025/12/21
naotan
13
巻末のエピソード『数学者の終活』という仮タイトルから『終活なんてクソくらえ』を経て、今のタイトルに落ち着いた経緯が良い。50代で守りに入ろうとしていた自分の横っ面を殴られたように闘志がわいてきました。2025/11/10
paluko
10
予備校にもテレビにも邦画にも縁のない生活を送っているせいか、何だか遠い世界のことを読んでいるようでいまひとつピンとこなかった。自伝エッセイであり「終活」の話は登場しません。「できるかな」ののっぽさん(高見映さん)と共演した話、ベル研究所の話は面白かった。2025/12/03
zig / A Reading man
5
読了。数学者である秋山仁先生が綴る人生回顧録。とはいえ魅力的なタイトルからも感じる通り、これからも精力的な活動を続けられることは明らかなエネルギッシュさに満ちた本。実際秋山先生のパワーには驚かされるばかりだし、今なお八十代になっても溢れる若さが文章からもビンビン伝わってくる。正直年齢を重ねることに悲観的だった気持ちが、「この年齢になってもこんなことが出来るのか!」という驚きで前向きに傾き始めた。生きている限り挑戦権を握っているのだから「終活」の解は無い、というメッセージを受け取った。本編すべて非常に面白い2025/12/19
BluesGilimeno
4
かつての予備校の教え子たちに向けて書いた、その後、秋山先生は何をしてた?についての本。予備校での先生の授業が面白かった理由がよくわかる。最先端の研究をされながら、数学の面白さを世に伝えようと、全力で走り続けた人だった。数多くの格言が引用されているが、先生はたくさんのことを学ばれていて、だからこそ温かい言葉、本当に重要な仕事について、語れる人だったことがよくわかる。あの頃に学んだことが、今の自分にも生きているような気がする。まだまだやりたいことがたくさんあるようで、これからもお元気で、もっと活躍してほしい。2025/11/22
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