- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
将棋は面白いが、将棋界も面白い!
50年にわたる現役生活を引退したベテラン棋士が、自身の半生とともに、これまでに出会った棋士や将棋界をとりまく人達のユニークなエピソードを語り尽くす。
中学を卒業後に上京し、将棋会館に住み込む「塾生」となって、棋士の見習い生活を始めた著者は、破天荒な棋士や、奇行が目立つ貴公子ならぬ奇行士と呼べる棋士など、さまざまな棋士と出会います。将棋界以外には生息していないと思われる、これらの奇人・変人や天才・奇才の生態をさまざまな出来事を交えて論じます。
そして将棋界のトップリーグであるA級に上るためにどんな試練があって、どう乗り越えたのか、そしてその後の引退まで、心境の変化なども丁寧に描かれていて、将棋や棋士に興味のある方は必見です。
さらに、「棋士はどんな人と結婚するのか」「一流企業の役員と棋士とどちらが稼ぐのか」「奨励会を退会した人はその後、どんな人生を送っているのか」など、これまであまり語られなかった裏話も公開。将棋ファンはもちろん、そうでない方も楽しめる一冊です。
(底本 2025年10月発売作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Sam
47
ネットでときどき目にする著者の記事はいかにも淡白な印象で本書もあまり期待せず手に取ったのだが、予想に反してとても興味深く読むことができた。長らく将棋ファンをやってると大抵のことは知ってるようなつもりになるのだが、まさにタイトルの通り職業としての棋士を色々な角度から紹介していて自分の知らなかったようなこともたくさんあり、バランス良く目の行き届いた好著と感じた。40年以上前、いまはなき「近代将棋」誌の昇段者紹介グラビアページで著者と真部一男氏が晴れやかな笑顔で写っていたのがいまでも記憶に残っている。2025/10/17
よっち
26
50年にわたる現役生活を引退したベテラン棋士が、自身の半生とともに、これまでに出会った棋士や将棋界をとりまく人達のユニークなエピソードを語り尽くす1冊。中学を卒業後に上京し、塾生となって棋士の見習い生活を始めた著者が、将棋界にしかいないような奇人・変人や天才・奇才の生態をさまざまな出来事を交えて紹介していて、A級に上るための試練をどう乗り越えたのか、そしてその後の引退まで心境の変化も丁寧に書かれていて、結婚や収入、退会した人の人生など、これまであまり語られない裏話もあってなかなか興味深く読めた1冊ですね。2025/11/07
akihiko810/アカウント移行中
21
50年にわたる現役生活を引退したベテラン棋士が、自身の半生とともに、将棋界を語る。印象度A- 当時、田舎の強豪だったが、「ただの井の中の蛙」で全然弱く、全くレベルにまったく達してないのに奨励会に受かってしまったこと。そしてプロになれたのだからすごい。 昭和の奇人変人・天才棋士との思い出(特に真部、芹沢との思い出は面白い)、また将棋連盟理事職として、連盟の「なあなあでお粗末な」運営体質、そして棋士の金銭事情(当時は、B2でやっと対局だけで食える)など。2025/12/26
kane_katu
7
★★★☆☆散々将棋本を読んできた私にとっても、それなりに楽しめた。知っているエピソードは多かったが、将棋連盟の話、結婚の話、普及の話などは興味深かったね。天才・奇才の話だけじゃなくて、トピックが多岐にわたっていて、それがコンパクトにまとめられているので読みやすかったね。2026/03/03
sekkey
4
ひと昔前「教育テレビ」のNHK杯トーナメントで対局や解説されているお姿を拝見した。タイトルとは無縁ながらA級11期というのは頂点のトップクラス棋士同士が鎬を削る中で大変な実績だということは素人目にもわかる。そんな著者が世界を飛び回って将棋の国際的な普及に尽力されているのは頭が下がる。近年の推し活の流れなのか、女性ファンがイベントや記念品にお金に糸目をつけず参加しているのには驚いた。AIの進化ともどもすっかり将棋界の景色は変わったようだ2026/03/15




