内容説明
ボーイズバーでバイトをしていた佐野楓雅が“潜入”を命じられた男性限定料理教室。謎めいた女性、小鳥遊りらが講師を務め、元刑事の頑固な爺さん、他人の気持がわからない建築家、気弱な中学生などが通ってくる。さまざまな問題に悩む男たちをクッキングを通じ導く、りら。やがて浮かび上がってきたのは彼女自身の驚くべき過去だった。とびきり美味しくてドラマチック。最高の料理小説!(解説・吉田伸子)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
95
古矢永さんの「今夜、ぬか漬けスナックで」に影響されて、ぬか漬けを始めた私です。この新作も期待して読みました。少し期待値が大きかったかもしれませんが、輪郭がぼやけているような印象を感じました。ひとつひとつのエピソードは面白いのですが、連作として読んでいると、冗長に感じてしまいました。もっと、主人公りらのドラマを読みたかったと感じました。2025/12/21
星群
90
初読み作家さん。まず、タイトルに惹かれました。美味しそうな目次達、笑。プロローグで彼女が作るキムチ雑炊の美味しそうなことっ!自分で作れないことないけど、誰かに作ってもらった方が、より一層おいしいだろうな。あと、甘酒と豆乳のマサラチャイも飲んでみたい。はい、話より食べ物な私です、笑。クールに見えてホントは人一倍世話焼きですね、りらさん。私も彼女の料理教室通いたいな。2025/12/04
machi☺︎︎゛
82
りらは男性限定の料理教室の講師。少人数ながら個性豊かな生徒が揃う中、りら自身も驚くべき過去をもっていた。そんなりらに対し楓雅は潜入捜査を命じられる。ふわふわした料理本ではなくピリッとスパイスの効いた厳しくも優しい本だった。2026/01/21
Karl Heintz Schneider
65
JR立川駅から青梅線で西へ少し行ったさびれた駅前にある男性限定の料理教室「それいゆ」はある。ここに来るのはみなワケアリの生徒ばかり、とりわけ20代の佐野はとある「使命」を仰せつかって、ここにきている。講師の小鳥遊りらがテレビを離れひっそりとこの街に来たのにはワケがあった。「一度自分の料理に感動したら、新しいものを作るのに きっとわくわくしますよ。そうじゃないと自炊なんて、 買い物から後片付けまで、面倒なだけですから。」なかば嫌々通っていた生徒たちも、感動の瞬間に立ち会うや否や料理の魅力にハマってゆく。2026/01/18
えんちゃん
64
老いも若きもワケありメンズと、過去あり料理講師女性。料理教室に集った面々が、それぞれ悩みを抱えつつも前に進もうとする人生物語。なんと言ってもレシピが抜群に美味しそう。土鍋で炊いたぴかぴかのご飯!悩める男性受講者たちが変わっていく姿も良い。老若男女に関わらず自分で自分のご飯を作れるようにしていかないと。巻末の解説がアツくて面白かった。奥さんの「今日のご飯どうする?」の答え。「何でもいいよ」は地雷の可能性ありですって。2026/05/19
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