新潮文庫<br> 猿田彦の怨霊―小余綾俊輔の封印講義―(新潮文庫)

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新潮文庫
猿田彦の怨霊―小余綾俊輔の封印講義―(新潮文庫)

  • 著者名:高田崇史【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 新潮社(2025/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101200767

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内容説明

天孫降臨の先導役として大役を務めながらも、謎の死を遂げたという猿田彦神。以来、「記紀」から姿を消し、脇役として民間伝承のなかに現れる。道祖神、庚申待ち、括り猿――。神はなぜ神話から抹殺されたのか。なぜ「猿」なのか。民俗学者・小余綾俊輔の歴史推理は、古代史の闇に容赦なく切り込んでいく……。歴史の封印が解ける時、常識を覆す真実が現れる。驚愕の古代史推理ミステリー。(解説・北夏輝)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

イシカミハサミ

14
界隈的には もう太陽神であったことは常識と言ってもいいかと思う、 猿田彦の高い神格にまつわるあれやこれや。 ある程度、真に迫っているような感じもあるけれど、 高田さんの考察に不足している視点は、 神話が実際の出来事で 現政権(藤原氏)に不都合な部分を切り取って封じ込めたものだという認識。 それがあれば武内宿禰と蘇我氏の関連を認識し、 なおかつ「カンナ」シリーズで蘇我氏は天皇だった説を唱えながら、 武内宿禰と神功皇后の間の子を女系だと断言するようなおかしなことは起こさずにすんだと思う。2025/11/17

九曜紋

10
猿田彦神の謎を追う民俗学者・小余綾俊輔に謎の忠告のメモが。「猿に関して調べるのは止めよ。危険」。なるほどこれは危険だ。史実がもし小余綾の推論どおりだとすれば、この国の国体(古めかし過ぎる表現だが)は崩壊する。崩壊はしないまでも、ユング的な表現を借りるなら、この国の根幹となる国民の共通無意識が砕け散る。そうなった場合、この国はどうなるのか、答えは見えない。高田崇史の著作は歴史をよく研究したうえでストーリーを練り、フィクションとノンフィクションのギリギリの境界線を狙い撃ちにしてくるから面白い。2025/11/05

ソラ

10
【読了】D+ QEDよりこっちの方が好きかもしれない。無理に小説の中の事件と歴史的ななにををリンクさせずにこういうシンプルなのが良い。2025/11/30

naolog

9
別シリーズでも主張されている女系天皇説。納得できる部分と、飛躍していそうな部分があり、やはり自分で考えなければならないのだろうな…。近現代でも、前の権力者のことが貶められたり、改変されたりすることは見られるわけで。2025/11/06

ヨコケイ

1
小余綾俊輔の3。民俗学助教授が十二支の申について調べると「猿について調べるな」と何者かの警告が。女性編集者は庚申信仰の痕跡を奈良に訪ね、民俗学助手は皇位継承問題(所謂「女系」云々)に頭を悩ませつつ住吉大社に参詣する。三者の探求が謎の神・猿田彦で交わる。スリラー調でこそないが、陰謀論っぽい〈敵〉の影がチラつく。ただこの種の構図が悩ましいのは、今さら神話や習俗、或いはやんごとなきあの家の〈歴史の真実〉が暴かれたところで、現代社会には何のインパクトもないやろ、と思われる点。つまり隠蔽工作など無意味なのだ。2026/01/10

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