内容説明
確かな人生の手触りに涙がにじむエッセイ集
笑いあり、涙ありの絶品エッセイ46篇を収録!
「万」エッセイの文庫最新刊。
日々に溢れるたくさんの色
大学生活をおくった京都のこと
生まれ育った大阪のこと
これまで読んできた本
対談で出会ったあの人の話
大切な人との別れ
直木賞受賞までの道のり
作家として過ごす毎日のこと……
出会った人と話し、季節の移ろいを目の当たりにし、日常の中で起きる新鮮な出来事が、たくさんの記憶を色鮮やかに呼び起こす。
――今日も私は「しあわせな気持ち」を求め、仏頂面で執筆中である。
万城目節全開!
ユーモアたっぷり、でもときに切ない。
日常の「面白い」を鋭く切り取った、確かな人生の手触りに満ちる名エッセイ。
直木賞受賞までの道のりを描いた「待ち会戦記」、「直木賞賞金の使い道」、陸上競技選手・田中希実さんと会った日のこと、そしてクイズ番組出演の記録の4篇の名作を新たに収録!
単行本 2022年5月 夏葉社刊
文庫版 2025年10月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
時代
7
万城目さんのエッセイ。毎度の事だが、京都と大阪の思い出が多いですね。おっとりいい人柄だと思いますよ。もっと沢山の作品を世に出してくださいな。遅筆だからそりゃ無理かぁ○2025/10/11
tama
4
直木賞作家さんのエッセイ 軽妙洒脱な万城目節が楽しい♪ ライトな語り口と深い洞察のバランスが絶妙✨ 陸上選手との交流 父へのおもい 豊臣へのおもい 200ページあまりだが、ページ以上の読み応えたっぷり✨ 様々な場面で臆することのない方でいらっしゃることもなんとなく納得😆 2025/10/17
TOMTOM
3
万城目さん。デビュー作から追い続けていたけれども、『パーマネント~』『バベル~』くらいでなんだかなあと、脱落し(でも著作をみると小説で読んでいないのは3冊くらいだった)、昨年の直木賞で久しぶりに手を取り、デビュー当時の奇想天外さから少し距離をおいていてさびしい思いをしてしまった。でもそれくらいのバランス感覚が直木賞の求めるレベルなんだ…とも。万城目さんのエッセイをまともに読むのは初めてかもしれない。さらりと軽く読みやすいが、結局3月は何色?とツッコみたい。2025/10/15
吉田正
0
お父さんの話と親友の話は悲しいよね。2025/10/14
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