内容説明
聖書は最高の文学だといわれているが、おもしろいことからいえば、旧約聖書は絶対におもしろい。ドラマチックな場面や、人間性の美醜がいたるところに展開されているからである。とはいえ、教典は教典である。そこにふくまれている宝石のような真理をみつけなければ、意味がない。だから、手引書は、どうしても必要なのだ。(「著者のことば」より)。40年以上売れ続けてきた超ロングセラーが新装版で登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Shun
24
「塩狩峠」等で有名な三浦綾子さんが独自の語りで解説する旧約聖書の入門書。著者作品は未読なのですが、著作にこのような聖書の手引書があるとは知りませんでした。それにより三浦綾子は肺結核などの長い闘病生活を送り、キリスト教の教えに救われ本書を著すに至ったという歴史を知りました。多くの日本人が誤解しがちな旧約と新約の違いから預言と予言の違いといった初歩的なものから、聖書に記された各物語の勘所を取り上げ解説。紙面の関係上ほんの一部だろうが、よく聞く聖書の一場面を物語を読むような距離感で味わうことができた。2025/10/21
鳥居強右衛門
10
私は聖書が大好きだ。軽々しい言い方で信徒の方々に非常にお叱りを受けるかもしれないが、兎に角聖書は面白い!壮大にして雄大。且つ謹厳で厳粛である。でもなかなか難解で、時には「?」となる箇所もあり、意味が分からないぶん、ストレスも溜まるし、自分勝手なアクロバティック解釈をしてしまう。そんな中で本書は非常に分かりやすく聖書の内容を解説(解釈)してくれる。三浦先生は一人でも多くの方に聖書を手にとって欲しいと思い執筆したそうですが、その熱い思い、誠実な信仰心を感じられる良書。三浦先生の思いに共感できた事を嬉しく思う2026/06/05
安土留之
3
「入門」というタイトルだけど、入門書ではない。著者が旧約聖書を題材に自分語りをした本。聖書を知ろうと思っている人にとってはガッカリな本です。2025/12/20
Copper Kettle
2
私は旧約も新訳もいずれの聖書も読んでいないのだけど、アメリカ音楽をはじめ文学も映画も欧米のものが好きなので、そうするとどうしても聖書がテーマとして扱われることからやはりそこは興味があり、だけど聖書そのものを読むのはやはりハードルが高いというか何というか、というわけでこの手の書物があればしばしば手に取ってみるのだが、こちらも三浦綾子という作家と「入門」という言葉に惹かれて購入。ただね、私が聖書に寄せる好奇心とは不信心にも上記のような理由なので、新約聖書を踏まえて旧約聖書を語るこの手法がどうにも馴染めなかった2026/05/25
甘コロリ
1
旧と新の違いもよくわからないままに読んだ。そういう人向けの本であるわけなのである意味でぴったり。 神を信じ、祈る。それ自身は素晴らしいことだとは思うが、なぜそこまで信じられるのか。 人間の頭のなかで作り出された神なのに。 という疑問が根本的に自分のなかで納得できない限り、特定の宗教を信じることはないだろうと実感 2026/03/17




