内容説明
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“星座を神話ではなく恋文にする”本です
私の心のかけらが星座になる――
詩とエッセイと物語が織りなす、手のひらの中の天体詩鑑
インターネット時代を象徴する詩人の最果タヒさん。
星や宇宙をモチーフにした名作も多い、唯一無二の世界観をもつ詩人が、
初めて「星をテーマ」にした本を上梓します。
“星座を神話ではなく恋文にする”この本は、12星座をめぐる詩とエッセイや、月をめぐる秘蔵作品、多数の書き下ろしなどから構成されています。
また、春夏秋冬と46億年後の星空に包まれる連動企画『詩のプラネタリウム』(期間限定上映 2025年10月3日~11月3日 コニカミノルタプラネタリウム天空)の世界も丸ごと収録。
静謐と熱情がきらめく果てに、宇宙スケールの心象風景へといざなわれる、
かつてない読書体験がここに。
著者新境地となる、最高の一冊が誕生しました。
どんなに光に照らされても、きみの耳の奥には暗闇がある。
ずっと愛しているよ。その、ずっと、の意味を、ぼくらは知らなかった。
きみが死んだ後も、宇宙は膨張し、ぼくの手紙は遠くへと、冒険にゆく。
きみの耳には、宇宙の果ての音楽が聞こえつづける。
さみしさの首輪が溶けたあと、死後は、愛の言葉が旅に出る。
――「山羊座の詩」より
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
manabukimoto
4
星座ごとに綴られる詩と、その想い。 「人に手紙を書くとき、今はこの星が見えます、と書くのが好き。」と最果さんは言う。「星はとても遠いものだけど、でもその分、誰にだって平等な距離を保つから」p46 この週末に新海誠/奥山由之監督の「秒速5センチメートル」を観たばかりで、心の距離のことを考えてたので、言葉が沁みた。 同ページで紹介される阿倍仲麻呂「天の川ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出し月かも」。遠くにありて、さらに遠くの月を見て、近くに相手を感じる。 宇宙と同じくらい言葉は広い空間を持っている。 2025/10/13
hiro6636
1
星と詩。 プラネタリウムに行きたくなります。2025/10/13
讀。
0
レシートのメッセージも可愛いです!2025/10/05




