- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
岐阜県と福井県の県境、山また山を越えたところに縄文時代から続く石徹白集落があります。著者はこの地に移り住み、いにしえから伝わる野良着を現代の感覚でよみがえらせている「石徹白洋品店」の平野馨生里さん。自分たちで育てた藍や、土地の植物で染めた布を使い、直線裁断での服作りを行っています。石徹白の暮らしと人に惚れ込み、伝統を受け継ぎながら美しい服を生み出し、のびのび輝いて生きる女性の起業ものがたり。
目次
第1章 石徹白に住みたい!
すべては「ここに住みたい」から始まった
どんなふうに生きていくか、理想を描く
ここで服をつくろう
暮らしを考える
家の確保と改修、引っ越し
第2章 「たつけ」と出合う
オープンに向けての準備
石徹白洋品店、いよいよオープン!
資料館にあった古いズボン
たつけを商品の中心に
初めての出産と子育て
第3章 草木染めと店の建築
植物採取と草木染め
新しい建物がほしい
人に頼るということ
第4章 藍染めに挑戦する
藍染めをやってみたい
奇跡の連続
本格的な藍染めのスタート
第5章 株式会社を設立する
幸せとジレンマと
会社を設立するということ
仕事の変化と3人目の出産
第6章 石徹白洋品店のものづくり
服づくりと販売の広がり
布選びの試行錯誤
新しい布への挑戦
第7章 生み出すことと広めること
服のことを伝えていく
たつけをきっかけに石徹白を伝える
コロナ禍の苦悩
4人目の妊娠と夫の参画
ようやく戻ってきた普通の日々
第8章 私たちの未来
石徹白地域のこと
宿プロジェクトを始めます
移住や起業を志す方へ
コラム
夫婦対談
あとがき お金には代えられない豊かさと幸せと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しばわんこ
4
岐阜県の山奥深くの小さな集落にある石徹白洋品店の取り組み。 かつては日本でも服を自分たちで作り、和裁という日本の伝統的な技術があった。石徹白は和裁の技術が今も残っている数少ない地域。 平野さんは、石徹白のたつけなど野良着の技術を現代にも使えるものにアレンジしながら伝統を受け継ぎ、地域の仕事づくりに結びつけてきた。 それは、石徹白の地域おこしの物語にとどまらない。日本が西洋化、経済成長、効率化の中で捨ててしまっていた技術の価値を見直し受け継いでいくことの大切さを、自らモデルを示しながら社会に問いかけている。2025/10/15
-
- 電子書籍
- 虐げられ王女に転生しましたが、竜神の加…
-
- 電子書籍
- ハンドメイドのかんたん子ども服2019…




