内容説明
「大人の世界」が見えてくる、
最もキケンな時代──
チンピラへの復讐、空気銃研究、油プール潜水、抜刀事件…
楽しく熱くヤバすぎた“あの頃”をつづる衝撃エッセイ!
中学時代というのはどの世代のヒトもなんとなく
「暗い」という気配を持っているのではないだろうか。
「中学時代といったら楽しくて楽しくて」などというヒトがいたら
お目にかかりたい。
もっともお目にかかっても
どう対応していいのかわからないのだけれど。(本文より)
<目次より>
I ベカ舟漂流騒動─幕張 原風景─
II 汐風びゅんびゅん赤土中学校
III 蝉しぐれの中の復讐
IV ツギハギ小屋をつくる
V キケンな水中探検隊
VI ダイコン畑の死闘
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうけん
12
<既> この本は東京新聞千葉版に「過ぎし楽しき千葉尾の日々」と言う題名で2021年の3月から25年の6月まで連載されたものを大幅に加筆修正再構成したものらしいです。という事は、小学校から中学校時代のシーナ兄いの記憶に頼って書いているという事なのか⁉ シーナ兄いは現在はもう80歳を超えてますんで、70代の後半以降にこの物語を書いたとしたら、その記憶力たるや凄まじいなと言うふうに考えられます。 2025/10/16
toshi
11
7歳の時世田谷から幕張に引っ越して小学校に上がってから中学時代までのことをエッセイ風にまとめた一冊で「哀愁の町に霧が降るのだ 」の前日譚になる。 相変わらずのシーナ節でスイスイ読めるけれど、良くそんな昔のことを覚えていると感心してしまう。2025/10/12
nori
7
初期団塊世代の古き良き昭和時代の子供達。あのシーナ調でやんちゃな子供の頃を描く。静かな千葉の片田舎もだんだんと開発されて高度成長の波が近づいて来るのだが、子供にそんな事は分からない。只、棒を振り回し、魚を摂り遊び回っているシーナも中学生になる。アレレと思うウチに環境は変わり、正しく成長し、ケンカも強くなるのだ!笑笑。懐かしさが溢れてくる…^ - ^2025/10/23
ミヤじいさん
3
☆4 椎名君の椎名君の若き日の昔の幕張は海があり、川があり、楽しかったんだな。思うところもあり高評価2025/10/12
Masa.H
1
私よりも年上、戦後を引きずっていた頃に子供時代を過ごしたシーナ誠の中学生あらくれ日記。まあ日記だ。期待していたほど面白くもなくあらくれていてもなかった。でも武闘派だった。たぶん、中学生時代というのが面白く無い年頃なんだろうな。それにしても細かいことまでよく憶えておられる。2025/10/25




