内容説明
2016年にヒットした映画『君の名は。』以降、アニメの舞台になった場所を巡るアニメ“聖地巡礼”は社会に広く知られるようになり、“聖地巡礼”はファンによる活動の一ジャンルとして定着した。さらに近年、巡礼にとどまらず、その土地の魅力に惹かれて移住する人が増えている。この“聖地移住”が、現代人のライフスタイルや地域再生においてどのような意味をもつのか、その実態に迫る。
目次
序章 恋した「聖地」で生きること
第1章 ライフスタイルとしての「アニメ聖地移住」
第2章 時代はアニメ聖地巡礼から「アニメ聖地移住」へ
第3章 コミュニティ再生と「アニメ聖地移住」
第4章 「アニメ聖地移住」を実現したひとびと
第5章 「アニメ聖地移住」を通して見えた課題と処方
付録 『ラブライブ!サンシャイン!!』の聖地・沼津市の挑戦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
28
ファンによる活動として定着した聖地巡礼。さらにその土地の魅力に惹かれた聖地移住がどのような意味を持つのか、その実態に迫る1冊。自身も京都に魅せられて移住した著者が、競争社会を前提とした東京での生活の限界を指摘しつつ、「好き」を中心に生活を設計する生活の可能性、アニメ「好き」を貫き通して住む場所を選び、生活することを決意した人たち11人を取材して、そのリアルを探っていく内容で、移住者と地域の双方のメリットが示しながら、課題についても取り上げて、具体的な事例として沼津市の例も取り上げていて興味深かったですね。2025/09/02
スプリント
10
聖地巡礼のその先、聖地移住の話。 アニメを通して一般化しましたが過去にも映画などの触発されて聖地巡礼や移住はあったよなとちらりと考えた。2025/12/30
ニョンブーチョッパー
6
★★★★☆ 聖地巡礼は行ったそのときだけですむけれど、聖地移住となると、「それ意外」の時間どのように振る舞いが問題になる。暮らしていかなくてはいけない。周りの人とうまくやっていけるのかとかも。そのあたりのことが実体験も交えてまとめられているので、チャレンジしてみたいに人には参考になりそう。ただ、身軽な状況(独身とか子どもが小さい時期とか)だったり仕事の問題(移住先で働き口があったり、リモートでできる仕事とか)が解決しないと難しそう。↓2026/02/11
阪口まな
5
「本記事を通じて『京都の魅力を発信できれば』と思いながら、気がつけば京都という町に惹き付けられている自分がいました。私はまう、多分京都に恋してしまったんだと思います。」(ブログ・日々是妄想2013年10月1日「有頂天家族探訪記⑪より抜粋」)本文より。「好きな場所で生きること」と書き出された本書は、聖地巡礼という特別なお祭り騒ぎから、日常としてその場で生活していく聖地移住へと移行したアニメファンの実情を、筆者の人脈と情熱でまとめたのみならず、現実の問題や覚悟まで問う想像よりも重たい本だった。2025/08/13
じゅん
3
図書館で借りました。まさに移住して一月でしたので、アニメきっかけの移住、それもありだなと思いました。 特に当事者の方のインタビュー記事が面白かった。良いこと理想ばかりでなく、大変なことも語ってくれる事がありがたいなと思います。 私は移住してもテレワークなので仕事は大丈夫でしたが、買い物とか文化の違いは多少感じます。 移住をするなら自分はどんな暮らしをしたいかを改めて自己分析して考えることは大事です。2026/02/01




