アイドル・スタディーズ――研究のための視点、問い、方法

個数:1
紙書籍版価格
¥2,640
  • 電子書籍
  • Reader

アイドル・スタディーズ――研究のための視点、問い、方法

  • 著者名:田島悠来【編】
  • 価格 ¥2,112(本体¥1,920)
  • 明石書店(2025/09発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784750353234

ファイル: /

内容説明

★アイドル/ファンを学問する★

◎これまでの研究動向を整理しつつ、最新の研究事例や実践を紹介することで、アカデミックな領域でアイドル研究を行うことの意義と可能性を示す。
◎アイドル研究/ファン研究に関心をもつ人すべてに、文化現象から社会を問いなおすための視点と問いの立て方、方法を提供。

目次

序章 アイドル・スタディーズへの招待[田島悠来]
第Ⅰ部 アイドル研究の展開
第1章 「アイドル」はどのように論じられてきたのか[田島悠来]
コラム1 「アイドル」の見方とその研究方法[田島悠来]
第2章 アイドルは労働者なのか――「好きなこと」を「やらせてもらっている」という語りから問う[上岡磨奈]
第3章 アイドルが見せる「夢」――アイドルの感情労働[石井純哉]
コラム2 自分の環境をもとに研究活動をデザインすること[石井純哉]
第Ⅱ部 アイドルのジェンダー/セクシュアリティ
第4章 異性愛規範と「恋愛禁止」はいかに問い直されるか[香月孝史]
コラム3 アイドルに投影されるもの[香月孝史]
第5章 性を装うアイドル――演じる/演じない手段として[上岡磨奈]
第6章 アイドル楽曲の鑑賞と日常美学――自己啓発という観点から[青田麻未]
コラム4 芸術と日常のあいだで[青田麻未]
第Ⅲ部 ファン研究の射程
第7章 語る方法としてのアイドル関連同人誌[関根禎嘉]
第8章 アイドル文化におけるチェキ論――関係性を写し出すメディアとして[上岡磨奈]
コラム5 新型コロナウイルスとアイドル産業[上岡磨奈]
第9章 ファンの「心の管理」――ジャニーズJr.ファンの実践にみるファンの「感情管理/感情労働」[大尾侑子]
第10章 台湾ジャニーズファンへのまなざし――「日本時間」の文化実践とファン・アイデンティティ[陳怡禎]
第Ⅳ部 アイドル研究領域の拡大
第11章 日本文化としてのアイドル――インドネシアの動向を事例に[上岡磨奈]
コラム6 JKT48を好きになってみた[上岡磨奈]
第12章 「異なる文化圏のアイドル」はいかに評価されるか――日韓合同K-POPオーディション番組『PRODUCE 48』を事例として[松本友也]
コラム7 声優とアイドル[中村香住]
第13章 台湾社会運動の場における「アイドル」文化現象[陳怡禎]
コラム8 アイドル・アーカイブ試論――アイドル・オントロジー構築に向けて[関根禎嘉]
あとがき[田島悠来]
執筆者紹介

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

中玉ケビン砂糖

59
「学際的で位置付けが難しいから……」と軟着陸してしまいたい気持ちは痛いほどわかるが、「読めるレジュメをとにかく集めてきました」という雑駁さがやはり拭えない。一昔前に「ボカロ論」や「メディアミックス論」が流行って悉く消えていったが、社会学者が「最近の若者論」めいたパッケージを語るよりは「ちゃんと真面目に」書いているので、こうして一冊の論考集ができたことに収穫はあるのだろう。「メディアとしてのアイドル」と「それが生み出す社会・個人の様相」を主軸に論旨展開を試みているが、2023/04/23

崩紫サロメ

17
「アイドル」をとりまく諸現象をアカデミックに扱うための入門書。編者はマスメディア/コミュニケーション研究やカルチュラルスタディーズの視座からの方法を提示するが、共著者によって様々な視点や可能性が提示される。「感情労働」という視点から「労働者」としてのアイドルに関する視点、また、ファンの「感情労働/感情管理」の問題への指摘、日韓アイドルの比較(韓国=実力、日本=魅力というステレオタイプへの疑問)、台湾の社会運動のリーダーがアイドル化される例から「アイドル」を問い直すなど様々なアプローチが提示されている。2022/11/10

またの名

8
「好きなタイプは?相手は?さあ答えて」の質問をのらりくらり避ける場合に性別志向も含まれる多様化の一方、やりがい搾取の低賃金労働みたいな普遍的問題が今も続くジャンルの学問的研究。台湾ジャニオタ中学教師が授業の合間にSNSで海を越え必死にジャニ情報を収集し、ジャカルタのJKT48では過酷な活動にスト抗議を決心するメンバーに対しやりたいことをやって権利まで主張すると感じて日本出身メンバーが「あきれる」。台湾ひまわり運動で盛り上がった政治情勢にもアイドルファン心理としてしか理解できない現象が起き、世界を覆う文化。2024/04/29

くるり

7
こういう系の本で和田彩花さんの名前をよく目にする、気がする。内容的には可もなく不可もなくという感じ。私も数年前までジャニーズJr.を推していたが、確かにあの時は数字の為に何度も動画再生したり、出来る限りシェアしたりしてたな。今思うと大変なことしてたなと思うけど、当時はそれも好きだったから出来たんだよなぁ。2024/07/22

バーニング

4
長いこと積んであったが、各章のボリュームはさほど長くはなく、パラパラとめくってみたら読みやすかったので一気読みした。上岡磨奈による第8章のように本書にはコロナ禍におけるアイドル活動を記述した章もあり、2022年9月という、コロナ禍のもっともひどい時期(感染者数の多さという点で)の直後に出版されているのも今考えると印象的である。 特に面白く読んだのはアイドルの感情労働について書かれた第3章(石井)、アイドルの異性愛規範がジャンルの中でどのように駆動し、そして批判的に参照されるかを書いた第4章(香月)。2025/07/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20193724
  • ご注意事項

最近チェックした商品