いじめ・自殺はなぜなくならないのか――司法と教育現場の連携による問題解決へ

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いじめ・自殺はなぜなくならないのか――司法と教育現場の連携による問題解決へ

  • 著者名:児玉勇二【著】
  • 価格 ¥2,112(本体¥1,920)
  • 明石書店(2025/09発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784750353463

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内容説明

多くのいじめ自殺事件裁判を担当してきた弁護士が、激化する教育競争・右傾化する社会の中で教師の活動が制限され、いじめ対応ができない現状に対して、司法・教育現場の連携のもと、ポストコロナ期に向けた教育再生をも展望したいじめ根絶対策を提起する。

目次

はじめに
第1章 子どもたちに、そして教師・父母たちに語る
1 中学校の子どもたちへ
2 教師・父母へ――いじめを許さない学校作り
第2章 いじめ事件への弁護士としての関わり
1 言葉による精神的いじめ事件
2 部活でのいじめ自殺事件
3 自殺未遂事件の弁護士会への人権救済申立事件
4 F市いじめ裁判
5 法改正後の私立K中学校いじめ事件
第3章 二つの大きないじめ自殺裁判
1 T市いじめ自殺裁判
2 K市いじめ自殺裁判
第4章 いじめ解決の課題
1 教育と人権
2 司法と人権
3 人権機構
第5章 ポストコロナ期に向けた教育再生を考える――いじめ防止対策推進法ができてもいじめはなくならない
1 国連のレポート、最終所見から
2 いじめを口実とした教育関連法の改正と教育政策ではいじめは解決できるはずはない
3 国連子どもの権利委員会 第4・5回最終所見
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

katoyann

16
増加の一途を辿るいじめの背景要因について、具体的な裁判事例を示しながら分析した本。著者は東京都立七生養護学校の性教育裁判で原告側弁護人を務めた弁護士である。いじめの原因は国連子どもの権利委員会の勧告にあるように過度な競争主義が教育現場を支配しているからだとする。つまり、競争主義による評価でストレスを抱えた子どもたちがいじめに走るという構図を描いてみせる。実際、国際比較をすると、「自分は価値のある人間だ」と答えた日本の子どもの割合は7.5%と極端に低い。競争主義でスポイルされていく子どもの様子が分かる。2024/05/28

Takeshi Ikeda

0
しっかり読むべき2025/07/21

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