内容説明
文学、映画、アニメ、漫画……でひときわ印象に残る「名台詞(せりふ)=パンチライン」。この台詞が心に引っかかる背景には、言語学的な理由があるのかもしれない。ひとつの台詞を引用し、そこに隠れた言語学的魅力を、気鋭の言語学者・川添愛氏が解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nyaoko
62
先日、俵万智さんの本を読んだ際に気になっていた川添さん本を見つけて借りた。「よ」の使い方にほぅ…と声が出た。ガンダム大好き弟に教えた。映画とTVシリーズと見直して感動したそうだ。うーん、こういう事か。なるほどパンチライン。こうなってくると、北斗の拳も読み直したくなるんだなぁ。ちきしょう、時間が欲しい。2025/11/01
とよぽん
47
「日本語界隈」の著者だ! と思って予約した。しかし、取り上げられている名ぜりふ、私にはトンとわからないものばかり。最後の「ドラえもん」だけは知っていた。というわけで、エンタメ8割、言語学2割と著者があらかじめことわっていた通りの内容だった。でも、「ドラえもん」作品中のセリフの分析が、作者への賛辞を交えつつ、さすがの言語学だった。2026/02/06
TATA
42
年末に新聞の書評欄で見かけて一読。「タッチ」に「ガンダム」、さらには「ガラスの仮面」に「北斗の拳」と日本の名作のパンチラインを言語学の観点から解説。今でも心に残る名文句の数々は言語学的にも優れた言い回しだったりするわけですね。と考えればやっぱり日本の漫画文化はかなり高尚な部類に入るんだよなと改めて思ったり。個人的には勇者ヨシヒコへの深い造詣を感じさせる分析のアレコレが大好きでした。2026/01/19
べる
16
映画や漫画の名ゼリフを言語学という視点から読む。「黄色い声」「ほろ苦スカート」など、五感を表す表現を転用して別の感覚や感情を形容する例が多いという指摘にハッとした。倒置法を使う意味とか、終助詞「よ」の機能とか、普段自分では気に留めていなかった言葉について考えるのは面白かったし、もっと自分も言葉に敏感になりたいと思えた。『ガラスの仮面』の引用で「生きがいがあるということは人間として生きることの価値を自分でみいだすことです」という言葉が刺さったように、この本を通して読みたい漫画や観たい映画とも出会えた。2026/01/04
W.
13
ゆる言語学ラジオにも通ずるところがあって、より面白かった。スクーフオブロックも初めて観た。 Readsで紹介されて知ることができて良かった。2025/11/19




