パンチラインの言語学

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パンチラインの言語学

  • 著者名:川添愛【著者】
  • 価格 ¥1,699(本体¥1,545)
  • 朝日新聞出版(2025/09発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022520753

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内容説明

文学、映画、アニメ、漫画……でひときわ印象に残る「名台詞(せりふ)=パンチライン」。この台詞が心に引っかかる背景には、言語学的な理由があるのかもしれない。ひとつの台詞を引用し、そこに隠れた言語学的魅力を、気鋭の言語学者・川添愛氏が解説する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

そうたそ

9
★★☆☆☆ 締まった文章も書けて、こういうくだけたユーモア溢れる文章も書けてしまう。その幅の広さたるや感服するばかり。本書は映画、アニメ、マンガ等の名台詞を取り上げ、それを言語学的に解説する一冊。どちらかというと、エッセイに近いくだけた内容で気楽に読める内容。ただ、その作品を知っていれば面白いが、知らないものに対してはそこまででもなかった、というのが正直なところ。2025/10/15

Akito Yoshiue

8
最高すぎる。着眼点も分析も最高。文章も上手い。もっと読みたくなることだけが欠点。 2025/09/22

あじむ

7
ドラマやアニメ、漫画に出てくる名台詞を言語学の観点から眺めていくという作品。本作でも川添節が遺憾なく発揮されており、言語学の勉強になりつつも要所要所で笑ってしまいます。こういったセンスは羨ましい限りです。 印象に残りやすいセリフや物語には、言語学から見て面白い特徴があるのが興味深いです。自分の中で印象に残っている台詞の分析を行うのも楽しそうですね。 Web連載のほうはすでに最終回を迎えているとのこと。正直、この連載をもっと読みたいという気持ちが沸き上がっています。この本の売れ行き次第では可能性があるかな?2025/10/25

のんたろう

4
めちゃくちゃ面白かった。川添愛さんが好きな漫画・アニメや映画などの名セリフを言語学的に解説してくれる。例えばガンダムのセリフで、終助詞「よ」の有無で印象がどう変わるかなど、日常で言葉を使いながらぼんやりと感じていたことをすっぱりと解説してもらう気持ちよさ。未読の作品もあったがそれでもじゅうぶん楽しめる。川添さんの各作品への愛は、言語学への愛を凌駕しているのではと思うほどに熱く、未読作品も読んでみたくなる。2025/11/01

manabukimoto

4
映画やドラマ、アニメの名セリフを言語学的に考察する楽しくて賢くなる一冊。 「TED」で換喩(メトミニー)を、「地面士たち」で両唇音のもつプリミティブな力を、「ガンダム」では終助詞「よ」の用法を学ぶ。 「パルプフィクション」に多くのページが割かれているのが嬉しい。タランティーノの才気と狂気が散りばめられた一作だけに、ビックマックの欧米の違いとか、エゼキエル書25章17節のサミエル・L・ジャクソンのブチギレ説教とかもちゃんと言及。 面白くてためになった!2025/10/30

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