戦闘国家 - ロシア、イスラエルはなぜ戦い続けるのか

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戦闘国家 - ロシア、イスラエルはなぜ戦い続けるのか

  • 著者名:小泉悠/小谷賢
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • PHP研究所(2025/09発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569859880

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内容説明

【世界を敵に回しても進撃し続けるロシア、イスラエル】ウクライナを侵攻したロシア、ガザ地区への過剰な攻撃を続けるイスラエル。なぜ世界から非難されても、敵を殲滅するまで戦い続けるのか? 背景には、他国への異常なまでの猜疑心や先制攻撃を「自衛」と捉える歴史・行動原理があった。ロシア軍事の専門家とインテリジェンス研究の第一人者が、二つの「戦闘国家」の闇を探り、厳しい国際環境で日本が生き残るためのインテリジェンス・安全保障の術を語り尽くす。 ■本書の要点 ●プーチンに忖度するロシアの諜報機関 ●ロシア人にとって国境は「動くもの」 ●「相手より先に殺せ」というユダヤ教の信念 ●イスラエルにとってイランは「ラスボス」 ●日本は米国に「生殺与奪の権」を握られている? ●スパイ防止法がどうしても必要な理由 ■目次 第1章:国家とインテリジェンス 第2章:諜報国家ロシアの論理 第3章:ロシアの軍事思想とウクライナ戦争 第4章:「滅びる前に滅ぼす」イスラエルの信念 第5章:イスラエル・ガザ・イラン戦争の行方 第6章:日本がめざすべきインテリジェンスの形

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

22
ロシアとイスラエルはなぜ世界から非難されても戦い続けるのか?ロシア軍事のインテリジェンス研究の専門家が語り尽くす1冊。広大な国土ゆえに国境への不安を常に抱えるロシアと、迫害の歴史から「滅びる前に滅ぼす」という教義に基づくイスラエルの歴史・行動原理があって、両国ともに諜報機関が国家戦略の中核を担い、敵の先制攻撃を防ぐために強化されてきた状況を解説していて、翻って対談形式で今の日本におけるインテリジェンスの脆弱性やスパイ防止法の必要性も触れていて、国際社会で生き残るための安全保障の在り方を考えさせられました。2025/10/22

活字スキー

13
ロシア軍事とインテリジェンス研究、それぞれの分野で熱心に活動しておられる二人の識者による対談。国家におけるインテリジェンスの重要性にはじまり、積極的な武力行使を継続中のロシアとイスラエルの理屈を解説したのち、中東情勢をひきつつ日本のインテリジェンスの在り方についての提言で締める。専門的な用語も多めながら、素人にも比較的読みやすく有意義な内容がコンパクトにまとめられた良書だと思う。2025/11/23

funuu

4
プーチンもイスラエルも自国がやられた感で戦争開始。 ロシアに関しては戦車の数かそろそろ不足するかも予想 ある程度占領地を固めたら戦闘停止予想。 イスラエルは他国を全く信用しない。ただ国民皆兵だからそろそろ国民が疲れてきた。 ロシアも同じ。 日本の衛星システムは アメリカ、ロシア、中国、インドに次ぐ規模。 ただ インテリジェンスは全くダメ。 スパイ防止法は必要.中国で拘束されている日本人を捕虜交換できるから。 個人も衛星画像読めるくらいの感度が必要との事。 これは無理だ2025/09/28

Ohe Hiroyuki

3
インテリジェンスの研究者と民間のインテリジェンス機関を作ろうとする研究者との対話を収録した一冊。▼新書であるがゆえに触れられる内容には限界はあるが、だからこそ読みやすい。最新の国際情勢の整理にもなったが、何より第6章の日本のインテリジェンス政策についての示唆は大いに参考になった。インテリジェンス=スパイではないし、ヒューミントを強化すればよいということでもないことがよく分かった。▼インテリジェンスが当たり前に議論されるようになったことに隔世の感を覚える次第である。2025/10/25

すどです。

1
普段はあまり政治・社会系の本は読まないのだが、(作者の思想が全面に押し出される感じが苦手)こちらの本の著者2人は意見を主張しつつも客観的な視点を大事にされてるなぁと感じる人だから購入。自分自身もこの本に書いてあることを鵜呑みにせず、自分で検証し、分析し、意見を持つことが市民からはじまる’インテリジェンス’になるのだろうか。2025/12/06

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