戦闘国家 - ロシア、イスラエルはなぜ戦い続けるのか

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戦闘国家 - ロシア、イスラエルはなぜ戦い続けるのか

  • 著者名:小泉悠/小谷賢
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  • PHP研究所(2025/09発売)
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  • ISBN:9784569859880

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内容説明

【世界を敵に回しても進撃し続けるロシア、イスラエル】ウクライナを侵攻したロシア、ガザ地区への過剰な攻撃を続けるイスラエル。なぜ世界から非難されても、敵を殲滅するまで戦い続けるのか? 背景には、他国への異常なまでの猜疑心や先制攻撃を「自衛」と捉える歴史・行動原理があった。ロシア軍事の専門家とインテリジェンス研究の第一人者が、二つの「戦闘国家」の闇を探り、厳しい国際環境で日本が生き残るためのインテリジェンス・安全保障の術を語り尽くす。 ■本書の要点 ●プーチンに忖度するロシアの諜報機関 ●ロシア人にとって国境は「動くもの」 ●「相手より先に殺せ」というユダヤ教の信念 ●イスラエルにとってイランは「ラスボス」 ●日本は米国に「生殺与奪の権」を握られている? ●スパイ防止法がどうしても必要な理由 ■目次 第1章:国家とインテリジェンス 第2章:諜報国家ロシアの論理 第3章:ロシアの軍事思想とウクライナ戦争 第4章:「滅びる前に滅ぼす」イスラエルの信念 第5章:イスラエル・ガザ・イラン戦争の行方 第6章:日本がめざすべきインテリジェンスの形

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

23
ロシアとイスラエルはなぜ世界から非難されても戦い続けるのか?ロシア軍事のインテリジェンス研究の専門家が語り尽くす1冊。広大な国土ゆえに国境への不安を常に抱えるロシアと、迫害の歴史から「滅びる前に滅ぼす」という教義に基づくイスラエルの歴史・行動原理があって、両国ともに諜報機関が国家戦略の中核を担い、敵の先制攻撃を防ぐために強化されてきた状況を解説していて、翻って対談形式で今の日本におけるインテリジェンスの脆弱性やスパイ防止法の必要性も触れていて、国際社会で生き残るための安全保障の在り方を考えさせられました。2025/10/22

19
25年11月。昔こんな名前のゲームがあったよね(95年、PSなど)■ハニートラップの話は聞くには面白いが、露のそれはいまや「遣り手ババア」の役回りになってしまっているとか■冷戦期、米国の「情報の傘」への依存が現代日本のインテリジェンス体制の脆弱性につながっている。情報は収集だけでなく守ること(防諜)も重要。そして情報は外交や危機管理に活用されないと意味をなさないと■「スパイ防止法」の必要性■露の「被害者意識」と「自身は弱者」という自己認識が、先制攻撃重視の思想に拍車をかけているように思える(小泉、65頁)2025/12/30

活字スキー

14
ロシア軍事とインテリジェンス研究、それぞれの分野で熱心に活動しておられる二人の識者による対談。国家におけるインテリジェンスの重要性にはじまり、積極的な武力行使を継続中のロシアとイスラエルの理屈を解説したのち、中東情勢をひきつつ日本のインテリジェンスの在り方についての提言で締める。専門的な用語も多めながら、素人にも比較的読みやすく有意義な内容がコンパクトにまとめられた良書だと思う。2025/11/23

バルジ

8
ここ数年政治課題としても取り上げられ始めた「インテリジェンス」に関して、ロシアとイスラエルを中心に国家の意思決定や情報の扱い方を学べる濃厚な一冊。本書を読むと「インテリジェンス」というのはただ組織を作り情報を集めるという類のものでは無く、国家の来歴までも含めたその「国」そのものの特色を表すことがよくわかる。ロシアやイスラエルは共に強い脅威認識を持ち先制攻撃や非合法手段も厭わない。それは主体的に国家の生存を最優先にしているからである。翻すと日本の現状は惨憺たるものである。正直課題山積で先はあまり明るくない。2026/01/02

乱読家 護る会支持!

5
敵を殲滅するまで戦うロシア、イスラエル。 背景には、他国への異常なまでの猜疑心や先制攻撃を「自衛」と捉える歴史・行動原理があるようです。ロシアにとっては戦略的縦深性を確保するために北方領土は必要な領土。話し合いでは、絶対に返ってこないことが理解できます。 また、ようやく日本ではスパイ防止法の議論になってきていますが、国家国民を守るためにはインテリジェンスを強化しなければなりません。 日米安保は、将来いつまで有効かわからないし、日本単独で台湾を守れるくらいの軍事力とインテリジェンスが必要だとも思いました。2026/01/25

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