再雇用という働き方 - ミドルシニアのキャリア戦略

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再雇用という働き方 - ミドルシニアのキャリア戦略

  • 著者名:坂本貴志/松雄茂
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • PHP研究所(2025/09発売)
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  • ISBN:9784569859156

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内容説明

50歳から備え、70歳まで働く時代に突入している。日本社会は急速な人口減少と少子高齢化に直面し、企業は若手人材の確保に苦戦を強いられている。採用競争の激化や離職率の上昇により、もはや若手中心の戦略は限界を迎えており、経験とスキルを備えたミドルシニア層への期待がかつてなく高まっている。本書『再雇用という働き方――ミドルシニアのキャリア戦略』は、そうした社会的背景のもと、再雇用という選択肢がいかに個人と組織にとって重要なテーマとなっているかを明らかにするものである。ミドルシニアは単なる“補完戦力”ではなく、組織の中核を担うべき存在として、企業の生産性と持続可能性を支える鍵となる。長期化する職業キャリアの中で、50代・60代の働き方は大きな転換期を迎えている。再雇用後の処遇や報酬が低下する中、自らの役割をどのように再構築し、価値を発揮するかが問われている。本書では、個人が直面する不安や課題をデータで可視化し、その上でキャリアの再設計に必要な視点と戦略を具体的に提示している。また、企業側の視点としては、ミドルシニアを活かすために必要な三つの要素――報酬レンジの拡大、職務の多様化、処遇の柔軟性――を軸に、人事制度の見直しや現場マネジメントの課題にも切り込む。本書は、個人と組織の双方にとって、これからの働き方と人材活用の実務的なヒントとなるだろう。「ポストオフ」で得られる新たな経験や学びが、第二のキャリアの質を決める。自らの可能性を再発見し、社会の中で再び役割を果たすことが、ミドルシニアの人生を豊かにし、ひいては日本経済全体を下支えする力となる。ミドルシニアのキャリアに悩むすべての人に届けたい、実践的かつ希望ある一冊である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

27
50歳から備え70歳まで働く時代。個人が直面する不安や課題をデータで可視化し、その上でキャリア再設計に必要な視点と戦略を提示する1冊。ミドルシニアは単なる補完戦力ではなく、企業の生産性と持続可能性を支える鍵となる可能性を指摘しながら、給与低下はあっても仕事には満足している人が多い再雇用の一方で、満足度の低い転職者、前向きな理由で早期転職した方が満足する現状をデータから分析していて、一方マネジメント層のポストオフ、プレイヤーへの再移行はあまり上手く行っていない印象で、その辺りが今後のポイントになりそうです。2025/09/02

Tomonori Yonezawa

7
地元Lib▼2025年の本▼6章230頁、高齢期キャリア、過度期、意識の構造変化、年下上司、人事制度改革、70歳雇用時代▼自分がもうすぐ直面する課題ですごく考えさせられた良書。専任マネ的な組織だとちょっとズレると思う。▼私の雇用先も同じ問題を抱えており、制度改革等に取り組んでいる。だが見てると、雇用側と再雇用側双方の意識改革が一番大きな問題。▼「おわりに」で著者は再雇用後に企業からの業務委託者として起業している。それが一番すっきりするだろう。それは、ウチで十数年前まであった制度で段階的に廃止してきた制度。2025/11/16

みんな本や雑誌が大好き!?

1
帯に「50歳から備え、70歳まで働く時代」とあります。57歳で転職(転社)し、64歳で退職(退社)した前期高齢者二年目の私が、こういう本を読んでもさほど役立つことありませんが、 そもそも「ミドルシニア」とは? おおむね35歳から59歳の方のようです。さまざまな事例が紹介されています。入社した会社やら業種やらさまざまですから、自分の参考になる事例もありそうでなさそうな感じでしたね。 世の中には、70歳まで働くどころか、80歳、いや90歳まで働くと豪語し、実践している方もいますから。2025/12/01

江戸川区役所

1
852025/11/15

skr-shower

1
パラパラと。うーん、なぜリタイアして生活を補填するための働き方でない人もいるのに、70歳それ以上働かねばならない人もいるのか。2025/10/31

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