内容説明
海沿いの街の一軒家で、タロは父ちゃん、母ちゃんと暮らしている。
不思議なオニやカッパ、牛のぬいぐるみの「上田」が話し相手だ。
ミュージシャンの父ちゃんは最近ほとんど仕事がなく、
タロを連れて最後の「どさまわり」に出ることに。
門司港、山口、広島、尾道、倉敷、京都……
崖っぷち歌手の父ちゃんと、3歳のタロの旅。
どんどん成長していく子とのかけがえのない日々を描く、泣き笑いの傑作長編。
【挿画】多田玲子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼっちゃん
45
2026本屋大賞30位作品ということで読んだ。昔に少し売れたが今は全く売れないミュージシャンの父親と3歳の息子タロとのどさ周りの旅物語。特に何かが起こるわけでもないが、タロにとっては忘れられない思い出になるのだろうと思えるほのぼのとした作品。【図書館本】2026/04/12
あっちゃん
38
3歳のタロと売れないミュージシャンの父との笑って泣けるロードムービーだと思ってたけどちょっと違う?(笑)THE自由な生活もノビノビ育つ3歳児も微笑ましいがラストには落ち着いてホッとしたかも( ̄ー ̄)2026/04/27
tomi
36
読売新聞の連載小説。口も達者な3歳児・タロが、父ちゃん(ちょっとドジな売れないミュージシャン)のドサ回りツアーに付いていく。その土地土地で出会う個性豊かな人々との交流を描くロードノベル。「息子のため、生きる指針になんてなれないだろう。むしろ反面教師だ。だから、人生のお手本にはなれないぶん、友達として一緒に遊ぶことを優先している」(p204)。上田ウシノスケ(牛のぬいぐるみ)になりきって会話をしたり、まさに二人の関係性は子育てというより小さな友達。子育て経験はありませんが、こんな関係も良いなと思えます。2026/01/30
tetsubun1000mg
35
筆者の作品は「壺の中にはなにもない」に次いで2冊目となったが、とんでもないミスを連発するという青年が登場するのは共通している。 主人公の父ちゃんもあまり売れていないミュージシャンで心配になるほど。 3歳児のタロの設定が上手く、落語を聞いて自分で新作風の落語を部屋で演じている。 幼稚園にはいる前の幼い子供と親や周囲の人々との会話が、リアルでほのぼのと感じられる。 車の移動や宿での食事や会話が結構リアルで、筆者か周りの人のエピソードから創作したのでしょうか? 温かさのなかにも悲しさも感じられて結構面白い作品。2026/02/23
おかむら
27
戌井さんの長編家族小説。読売新聞夕刊に2024年2月から1年間の連載。日々ののささくれだった気持ちを夕方ゆるーくほぐしてくれる連載、毎日読めた読売読者が羨ましいわー! 三浦半島に住む売れないミュージシャンの父と3歳の息子タロの何気ない日常、後半はライブハウス巡りのロードノベル。ずっーと読んでられるアホっぽい心地よさ。オニとカッパとウシも良き。挿絵も良き。2026/01/19
-
- 電子書籍
- コスは淫らな仮面~オートクチュール~(…
-
- 電子書籍
- 王子様の花嫁探し〈シンデレラになれる日…
-
- 電子書籍
- ゆきうさぎのお品書き 5 14時5分の…
-
- 電子書籍
- 歎異抄を読む
-
- 電子書籍
- 琥珀色のシャレード ハーレクイン




