内容説明
圧倒的な面白さ!!南北朝の動乱を描いた日本最大の軍記物語が、唯一無二の文体と圧倒的な面白さで生まれ変わる!大反響ロングセラー『口訳 古事記』に続く〈町田日本史〉、新たなマスターピース!
「どえらいことになりました。主上御謀反です」「マジか」 「マジです」――
利権を求めて誰もが争い、混沌を極める世の中。なんでこんな事になってしまったのか? 鎌倉時代末期、権勢をふるう執権・北条高時に対抗し、武家政権の転覆をめざす後醍醐天皇の謀略はあえなく失敗。窮地に陥った帝の前に、天才戦略家・楠木正成が現れる――。智謀と裏切り、欲得と愚行と涙にみちた人の世の実相を、破天荒なスケールで描き尽くす、壮大な〈歴史人間絵巻〉!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
152
町田 康は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。二年前に読んだ「古事記」に続く第二弾、古今東西、権力者は常に利権&権力争いに明け暮れています。著者が口訳すると、そんな争いも餓鬼の喧嘩です(笑)❤&☮ https://www.kodansha.co.jp/book/products/00004181772025/10/20
さつき
52
太平記が好きなので読みましたが、私にはあまり合わなかったかな。現代風な例え話がむしろわかりにくいと感じてしまいました。2025/10/27
たくろうそっくりおじさん・寺
41
短編集『ゴランノスポン』(新潮文庫)に『楠木正成』という面白い小説がある町田康による口語訳太平記。もちろん素晴らしく面白い。しかし、古典文学『太平記』は岩波文庫で全6巻。町田康のこの本は、1冊で岩波の1巻の3話分ぐらいしかない。この続きを読みたい事この上無いのだが、もしもこの調子で全訳したら、山岡荘八『徳川家康』(全26巻)ぐらいの分量になるのは間違い無しである。でも、笑いの文学の大長編が一つぐらいこの世にあっても絶対良いので、町田さんが全訳してくれる事を私は心から期待している。講談社も尻押しして欲しい。2025/10/29
よこたん
36
“人は大抵、死んだ後、どうしようもなくなってからしか称賛せず、生きている間はマアマア笑い物にしていたりする。” この本でも、思いきし笑いもんにしとるがな。こんだけ読ましといて、ここで終わるんかーい。あ、そもそも太平記ってどこからどこまでとか知らへんし。あっちもこっちも、ぐっちゃらぐちゃら、見苦しいことやら格好悪いこと丸出しで、あぁ、せやけどほんまはこんな感じやったんかもなぁと思わされてしまう。恐るべし町田節。今村さんの『人よ、花よ』読んだ後やからよう分かると思ったけど、もっと前の話やった。続き、はよして。2025/11/09
メタボン
21
☆☆☆☆ 鎌倉時代の始まりから終わりまで、「えげつなく」口訳した太平記。ふざけすぎじゃないかっていうぐらい、町田節が炸裂。後醍醐天皇の周辺の人物について、もっと知りたくなった。楠木正成については何だか半端な扱い。楠木に光を当てた続編があるのだろうか?2025/12/05
-
- 電子書籍
- 夫のゴーストライターをやめて、人生取り…
-
- 電子書籍
- 辺境の錬金術師 ~今更予算ゼロの職場に…
-
- 電子書籍
- 隣の席の、五十嵐くん。 40巻 コスモス
-
- 電子書籍
- comic Berry's この運命は…
-
- 電子書籍
- 流れ板 竜二 15 マンガの金字塔




