内容説明
「災害直後は子どもの略取が増える」
明治26年横浜。古堂弥郷(こどう・いやさと)は、義兄から災害時による子どもの行方不明事件の調査を任される。相棒は、尊敬する兄・秀多郎の家庭教師兼書生だった品川吉史(しながわ・よし)。吉史は元上海領事館総領事の息子で、語学に堪能な男だ。24年に起きた美濃地震を皮切りに、八王子の大火事など各地で連絡がつかなくなっていた子どもの行方を捜すために、横浜港に出入りする商船に目を付ける――渋々協力する吉史の調査は、合理的で要領も良く、正攻法んじる弥郷と何かと反目する。しかし、日本人略奪事件解決に向けて、協力し合ううちに、お互い認め合う存在になっていき――。暗躍する人身売買組織との熱い戦いが火蓋を切る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Nyah
34
明治26年横浜。古堂伯爵の庶子・弥郷は義兄から災害時の子どもの行方不明事件の調査を依頼される。相棒は、尊敬する兄で廃嫡された秀多郎の、家庭教師兼書生だった品川吉史。彼らは三年程同居したことがあった。‥行方不明はどうやら人商‥人身売買組織が関わっているらしい。二人は反目していたもののお互いを知るにつれ協力していく。そして弥郷は上海に留学するらしい。こどもの神様と呼ばれるおかっぱの少女ハス‥レン?50年前の人部との関係とでかい百足など気になる事が残ってます。また彼らの成長を読める続きを楽しみにしています。 2025/12/07
冬野
7
作者さん二作目。災害に乗じた児童の人身売買に立ち向かう主人公たちと、不可思議な組織<偸安>の話。主人公側の人間関係に若干分かりにくさがあったかな。吉史が弥郷に語る児童略奪の内容もかつて実際にあったのだろう、と思うとあまりの惨さに辛くなる…。当初は兄の復嫡のために行動していた弥郷が、事件に関わるうちに心から子供たちを案じるようになる展開がなかなかに熱い。終盤の船長との会話好き。この一冊だけだと偸安が実際どんな組織なのか分からない(主人公との邂逅も再終盤だし)ので、長い序章みたいな作品ではあった。星:4/52025/10/14
=emy=
5
感想は後ほど…。2025/10/24
常葉
2
図書館本。明治26年横浜、人身売買組織を追う男たちは犯人一味を追う。反目し合っていたふたりがバディになってゆく過程が描かれ、攫われた子どもらを助けることに成功したものの、物語はまだこれからっぽい。上海への留学も持ち上がり、謎の少女?少年?の再登場が待たれる。シリーズ化しますよね?これ。2025/12/09
夕凪
1
義兄からの依頼で各地で行方不明となった子ども達の調査をする古堂弥鄕と助手の品川吉史。調査の中、人身売買組織と戦うことに。子どもが犠牲になるの本当にしんどくて少しずつしか読み進めれなかった。人身売買組織を潰す、謎の闇の代理人「偸安」も気になる2025/10/19




