内容説明
朝廷第一の実力者・藤原不比等の娘として生まれた安宿媛は、平城京を走りまわるお転婆な女の子だった。汝は、この世を照らす光明となれ――。長じて「光明子」の名を与えられると、この世を鎮め、平穏をもたらす決意をする。だが立太子の式が行われる日、皇子の寝所から呪詛のための蠱毒の壺が見つかり、平城宮は大混乱に陥る。そこには、権勢を求める貴族たちの陰謀が隠されていた。日本の黎明を描く、葉室麟渾身の歴史長編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
クレイン
9
奈良時代の歴史小説ということで、新鮮だなと思い読み進めた。登場人物たちもあまり馴染みのない方々ばかりであったり、家系図のような人物同士の関係性に悩むことがしばしばあった。 当時の権力争いはなかなかにヘビーなものであったと思われる。なるほどぉーと思う場面も多々あり。知らない時代の話しは興味深い。2025/10/17
Mori
5
奈良時代、天皇とその近くの権力者たちの物語。登場人物の名前を読むのが難しいものの、いつもの葉室さんの作品とはまた違う世界観だった。2026/02/19
やまたか
2
舞台は平城京、聖武天皇の皇后である光明子の半生の物語。飛鳥時代後期から奈良時代は、藤原氏の力が急速に大きくなり、皇族では天智系と天武系の攻めぎ遇いぎがあると同時に、女帝の時代でもあった。古代史好きにとっては何とも魅力的かつ不思議な時代であるが、葉室流の解釈は実に面白かった。2026/06/28
Nami
1
奈良大仏開眼、光明子の話。藤原不比等の子として後の聖武天皇となる首皇子に嫁ぐ。幼い頃に出会った長屋王の子膳夫、光明子を陰ながら助けているが長屋王の変では悲しい最期をむかえる。元明天皇、元正天皇、孝謙天皇女帝の時代。女帝にはならなかったけど光明子は政治にも大きな影響をあたえる。吉備真備、道鏡、歴史の教科書に出てくる人物満載の小説。2026/06/30




