老いのレッスン

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老いのレッスン

  • 著者名:内田樹
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 大和書房(2025/09発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784479394624

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内容説明

【人間への深い洞察から導いた、初の「老い論」】
少子化・人口減する日本、カオス化する世界、長寿化による生き方の変化――
先行きの見えない現代において、心穏やかに生きるための12のレッスン

もくじ
まえがき

1「老い」を忌み嫌う時代に
 Q.老いることは悪いことなのでしょうか……?
 老いて、「あまりよけいなことをしない人間」になった
など

2 長持ちする身体のつかい方
 Q.老いると体はどう変化するのでしょうか……?
 死んだはずがまだ生きている
など

3 親の老いとの向き合い方
 Q.老いる祖母に対して、後ろめたさがあります……
 親の死に方を想像する
など

4 死について考えることは生を豊かにする
 Q.「供養」とは何なのか、よく分かりません……
 なぜ墓参りをするのか
など

5 人生は思い通りにいかないけれど
 Q.人生に行き詰まった時、どうしたらよいのでしょうか……
 「疑似的老人になる」という教養
など

6 人を育てる、たった一つの大切なこと
 Q.年下への接し方が分かりません……
 答えはシンプル「親切にする」
など

7 「ほんとうの友だち」とはなにか
 Q.友だちと疎遠になり、さみしいです……
 友情が語られない時代
など

8 いい人間関係のつくり方
 Q.どうすれば、長く続く人間関係を築けるのでしょうか……?
 大人になっても友だちはつくれる
など


9 「天職」の見つけ方
 Q.いまの仕事を続けていてよいかわかりません……
 内定をもらって迷う学生
など


10 いまの時代に「結婚」は必要か
 Q.「結婚」に意味を見出せません……
 結婚は幸福になるためにするものではない
など


11 子育て困難な時代で、子を持つこと
 Q.子を持つことが不安です……
 人類が経験したことのない、少子化・人口減
など


12 「死」という難問
 Q.いずれ死ぬという現実にむなしくなります……
 いずれ死ぬけれど、今ではない
など


あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

64
「老いるとはどういうことか」について、若い女性編集からの質問に答える形で進行する。まだ「老いる」ことを知らない若い人向けの、内田おじいさんからの提言の書。「長持ちする身体のつかい方」「死について考えることは生を豊かにする」「いい人間関係のつくり方」etc.興味あるテーマのそれぞれに、世間の通り相場とは少し違った内田センセ独自の考察がなされる。最終章、死について考えるとき、「これが人生最後の経験かもしれないと思うから、〇〇をしていても楽しい」と思うことが「味わい」を深くするという。その境地が大事なんだよね。2025/11/04

pirokichi

33
大和書房担当者刑部さん31歳の問いに内田樹さんが回答するという往復書簡形式で綴られた12篇。どちらかといえば若者向けで、老いや死についてはもちろん、人間関係や友情、仕事、結婚、子育てなどについても語られる。「(後期高齢者になる自分の状態は)死に始めたけれど、まだ死に切っていない過渡期だ」「生きている時間はそのつどすでに少量の死を含んでいる」という言葉にハッとさせられた。そして月並みだが、一日一日を大切に生きようとあらためて思った。また内田さんがいつもおっしゃられる「親切」も、もう一度胸に刻もう。2025/10/01

Kooheysan

12
本屋さんに立ち寄ると、まあまあな確率で内田先生の新刊に出会います。タイトルだけだと正直スルーしたかもしれません。が、目次を見ると、老いや死のことだけではなく、加齢に伴う身体の使い方、友達、人の育成、人間関係、仕事、結婚、子育てなども含んだ、老いに備えた生き方についての内容だったので手に取った次第。よい意味でいつも通り、読んでいろいろ納得されられる、期待を裏切らない内容です。今回は特に仕事の場のありようについての話が印象に残りました。内田先生の本を読むと、もっと成熟したいという気持ちになってきます。2025/11/06

Ryuya Matsumoto

11
今回も目から鱗のウチダ節。ついつい読んでしまう言葉がたくさん。最後まで読んで、なぜか心が軽く、あたたかくなりました。2025/11/16

ozoz

8
若い編集さんとの往復書簡という形の書籍。老人は「どうでもいい話をする」に頷く。絶賛中年の己は「老い」の準備運動どころではなく、何度となく味わい、折り合いをつけて老い活中。若い人は想像できないものだろうなーと、やんわり理解。質問から回答へ導く話の逸れ具合が絶妙。「同質性に基づく友情は必ず壊れる」をメモ。2025/12/20

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