趣都

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趣都

  • 著者名:山口晃【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 講談社(2025/09発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065375839

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内容説明

【無料試し読み閲覧期間2026/7/22~2026/8/4】
「電柱」でやる華道に、ロープウェーと船(!)で渡るデパート大食堂、夢の階段屋敷――。画家・しわぶき先生の案内で三吉くんとトシ子さんが散歩するのは、懐かしいのに誰も見たことがない、過去のような、未来のような、夢のような不思議の都〈まち〉。
日本を代表する画家、初めての「漫画雑誌」連載作品! 目くるめく手描き作画の街歩きへどうぞ。大食堂では、三人で揚げ物も食べます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

天の川

43
大和絵や浮世絵になぜかサイボーグや高速道路などが入り込む作品が面白い現代美術家の山口晃氏。本作は漱石のようなシワブキ先生と一休さんのような三吉君の東京?街歩き。山口氏の画業と同じく、描かれる東京の時代は混沌としていて。電柱(電線)の美しさや日本橋と首都高についての…先生のお説を聞いているとなるほどと思えてくる。見れば見るほど、読めば読むほど味わい深く、頭の中は混沌としてくる(^^;2026/07/14

s_s

14
とにかく濃い内容に圧倒された。冒頭の「柱華道」の話など、巧みな虚構の織り交ぜ方にpanpanya作品を想起させられたが、あちらが比較的フランクに描かれているのに対して、こちらは何ともディープで凄まじい熱量であった。描き込みや台詞の量、そして古風で味のある言い回しに思わず熱中して読んでしまった。画を見れば自在な空想を、文字を追えば綿密な構想を、それぞれ窺い知ることが出来る。結論として読んで良かった。むしろ読まなければ後悔していたかもしれない。何かの折に読み返したいと思うし、これは再読しないのが勿体ない。2025/09/29

アメヲトコ

10
2025年9月刊。月刊モーニングtwo2018~22年不定期連載、モーニング・ツー25年9月配信。東京の電柱と電線、あるいは日本橋をまたいで走る首都高は果たして景観的な悪なのか? それを除去するのが正義なのか? 長年現代と江戸が混じったような独特の都市を描いてきた著者ならではの視点は面白く、それはなかなかに攻めた景観論にもなっています。都市とは意味の積層、私も大いに同意します。2025/11/24

緋莢

9
「おや 何ですか それ」、「これかい」、「〝柱華道神髄”柱華道ってのは電柱でやる華道の事で…その手本ね これ」、「?」画家・しわぶき先生の元を訪れる三吉。三吉はしわぶき先生から様々なことを教えて貰い…昔と現代のものを上手く混在した魅力的な絵を描く著者が漫画誌連載をしていたとは…見開きで描かれる三越の迫力など、圧倒されるところも多かったですが…<「画」か「漫画」か。>と帯にありましたが、「漫画」ではなかったかなぁ、と。日本橋についての講義の部分は、ほとんど文字のみで、これだとエッセイと変わらないのでは?と2026/06/20

しじみのさしみ

8
絵が細かくて線が多いだろうことは予想していたが、セリフの文字数も非常に多い!こんな描き込みと書き込みの多い漫画、他にないんじゃないだろうか。「世界ベスト細かい書き込みで賞」の大賞受賞まちがいなし。ラストの話はひたすら素晴らしいコマの連続でした。頭の中で作った建築を紙に出力できるのすごすぎる。たいへんたのしいです。2025/09/22

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