批判的犯罪学

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批判的犯罪学

  • 著者名:批判的犯罪学研究会【編】
  • 価格 ¥2,288(本体¥2,080)
  • ちとせプレス(2025/09発売)
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  • ISBN:9784908736421

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内容説明

不均衡な犯罪概念を批判する。刑事司法制度と主流派の犯罪学は,犯罪概念の有する不均衡や権力性を容認・黙認し,力なき人々を虐げ続けている。この現状に対して,私たちは異議を唱えたい。ここに日本版批判的犯罪学の「綱領」を掲げ,刑事司法と犯罪研究を問い直す。そして,公共的な討議の場を求める。

目次

第Ⅰ部 批判的犯罪学の視角
第1章 日本版の批判的犯罪学――綱領とその解説
第2章 批判的犯罪学の傾向と実践――研究領域の広がりと奥行き
第3章 被害者研究と研究者の実存をつなぐ――価値中立性,批判的犯罪学,オートエスノグラフィ
第4章 批判的犯罪学とソーシャルハーム概念――ゼミオロジー/ソーシャルハーム・アプローチの問題提起に注目して
第Ⅱ部 批判的犯罪学の展開
第5章 社会変革としての刑罰廃止論
第6章 刑事法研究者は批判的犯罪学の主張をどう受けとめるべきか
第7章 刑事司法の根源的な批判へ――食糧管理法違反のケースから
第8章 逃げながら闘う――ラベリング,社会的犯罪,フィルム・ノワール
コラム① 「ヤクザの妻」のオートエスノグラフィ
コラム② 「未成年者の性」をめぐるパラドックス―成人中心主義の司法と「自由成長」が拓く当事者視点

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