内容説明
20年間集めてきた、たまごの上に貼られたシール。「煮込まれたトマト」「走るピーマン」など、自分で考えてみた食べ物の慣用句。シュークリームの甘さに救われた雨の日。おじいちゃんが作ってくれた袋麺のカレーうどん。「食べ物」を起点に、笑いから涙までがぎゅっと詰まった三十七篇。読めばきっと、大切なひとと分かちあった食べ物の記憶があたたかく蘇る。著者の原点である大人気自費出版本が、書き下ろしを大幅に加え、装いも新たに文庫化しました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
夜長月🌙
59
食エッセイと言えるほど、食一辺倒ではなく心の内面の記述も多いです。おいしい、楽しい、陽キャではなく弱い自分をひらいさんがそのまま、みせているところに惹かれるのでしょう。誰しも弱い一面は持っていますから、弱い面はできるだけみせたくないという人でも共感はできるのではないでしょうか。2025/12/01
fwhd8325
55
卵についているシールを集めていることは、何かで読んだことがありました。文庫になったんですね。なんだか、とっても楽しそうにエッセイを書かれています。ジェネレーションギャップでしょうか、この感性について行けない面もあります。世代によって、普通に食べていたものが違うことに気がつき、あたりまえという概念は捨ててしまわないとと思いました。2025/11/09
Shoji
32
くだらないけど面白い。焼きそばは具なし焼きそばが一番おいしい。これには共感した。みそ汁の具は「わかめと豆腐」らしいが、それは、考えるのが面倒なので「わかめと豆腐」を惰性で入れ続けた結果だそうだ。国際線の機内食「なんだか惜しい日本食」には笑った。そんなユーモラスなエッセイと、生活や人生を語る真面目なエッセイが約半々。楽しく読むことができました。2025/12/27
りぃぃ
14
はじめましての作家さん。 所々、独特な表現でクスっと笑える。 自分にはない視点が面白い。2026/04/28
水色系
11
(P117 著者のセロリについての感想)初めて食べた時には「パクチー」と「綺麗な水が流れている川」と「窪田正孝くん」を足して三で割ったらセロリになるんだろうなと思いました。 面白いこと考えるひとだな〜と思った。わたしの中ではみそ汁の好きな具はなめこと油揚げです。赤みそのほうが好き。旅先の高円寺・蟹ブックスで購入。2026/01/11




