内容説明
「普通の人」が社会を変えるには
強権的なリーダーが幅を利かせる世界で、私たちはいかに抵抗しえるのか? 平和運動に軍事的戦略性を持ちこんだジーン・シャープの非暴力闘争論を足掛かりに、とりたてて勇敢でも立派でもない「普通の人」が社会変革に携わる方策を明快に提示する。「100分de名著」の番組テキストに、日本の平和運動家や非暴力闘争についてを加筆して構成。身近な抑圧や服従から抜け出すための実践的ヒントも満載の一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
活字スキー
16
一般に「非暴力」と言うとガンディーの方が有名だろうが、こちらはより戦略的で具体的な非暴力活動を提唱したジーン・シャープ(1928〜2018)を扱った「NHK100分de名著」のテキストに加筆修正を加えた新書。「目の付けどころがシャープでしょ」と言わんばかりの良書ではあると思う。が、物騒な国際情勢を案じて正月から読み始めたところ、狙ったかのように暴力そのもので他国の体制を強制的に転換させる事案が発生して嫌になっちゃう。いくら正しく尊い理屈であろうと、実践が伴わなければ絵に描いた餅でしかない。現実は厳しい。2026/01/07
かんがく
11
読んでる途中で『100分de名著』鑑賞済みなことに気付いた。シャープの理論は単なる理想主義ではなく、様々な状況に応用可能であることがわかった。2026/01/19
チェアー
7
日本での非暴力はどのように実行すべきか。憲法9条があることをどう活用すればいいか。憲法を使いながら頼りすぎないこと。非暴力は市民が自分で道を決めるということにほかならない。そのために情報を集め、考える力が必要だ。教育が必要ということか。 2025/12/15
なか
2
ジーン・シャープという非暴力による独裁政府への転覆を目指す人の作品を解説しつつ、ジーン・シャープの主著からどのようにセルビアやリトアニアが非暴力による民主化を成し遂げたのかを簡単に解説した本。コスタリカの非軍備の話は余り興味がなかったが全体として得るものは大きい。2026/01/22




