内容説明
AI医師は患者の「ズキズキ痛む」と「ジンジン痛む」を判別できるのか? 「認知症・がん治療薬の開発」「AIが誤診したら誰が責任をとるのか」「介護AIは患者に寄り添えるか」―最新の研究成果から、医療・介護とAIの将来を精緻に予測する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
85
これからの10年で医療はAI導入により劇的に変わるだろう。問診はまずAIに任せて、考えられる診断名を要約して医師の診察が始まる。診療ガイドラインに沿った治療法が推奨されるため、医学的妥当性を持った臨床が中心となり、特別な名医は必要なくなる。AI医療の問題点としては、誤診の際の責任は医師かAIかというもので、前もって議論をしておく必要がある。昨今話題となっている医療費の問題も、チャットGPTへの医療相談やデジタル医療アプリの保険適応など紹介されている。最後に安楽死の問題を取り上げていたのが特に印象に残った。2025/12/09
ねこ
85
著者は医療未来学者、医学博士、MBA取得者など多くの肩書きを、持つ偉い先生。日本の医療制度は世界に類を見ない素晴らしいもの。しかし財政的にこのままでは崩壊してしまうからこそ「新日本医療制度」を提示。これにより、医療費を大きく削減しながら社会の健康水準を高めることができる。その先には介護を完全に行えるAI搭載ヒューマノイドが登場すれば現場の負担は劇的に減るだろう。また、安楽死についても4つの指針を前提に丁寧に考察。安楽死の死に至る過程も克明に明記。AIと医療の高度な融合は私たちに新しい選択肢を与えてくれる。2025/11/08
よっち
29
日本の医療が直面する変化と課題、打開策を最新研究から未来の医療とこれからの生き方と死に方を論じる1冊。AIの発展により医療現場はどう変わるのか、治療を変える患者のビッグデータ、誤診が起きたときにどうするのかなど、AIが医療に及ぼす影響を考察する一方で、今医療でどのような技術革新が起きているのかを紹介していて、そのような状況で人間の医師はどのような役割を担うべきなのか、介護現場で起きている様々な問題、死ねない時代の安楽死や自殺幇助と積極的安楽死など、現在地とこれからの可能性からいろいろと考えさせられました。2025/10/29
ようはん
16
少子高齢化での医師を初めとした医療・介護現場の人手不足は年々酷くなる状況の中でのAIの医療現場への導入という革命は人手不足を今後どれだけ補えるのか期待と不安がある。2025/12/26
とも
15
AI時代の診療の現実、未来への提言など。第三章のAI以外の最新医療技術の紹介が一番面白かった。2025/09/22




