内容説明
焦る必要はない、ただ目の前の自分を全力で生きればいい
「中学に行っても、ずっとこの関係性が続くと思っていた」
変化する友情と、大人の階段を上ることへの期待と不安。
感受性豊かな思春期を過ごす青年たちの葛藤を、繊細に描いた青春小説。
みんなの人気者・晃、真面目で勉強が得意な健斗、気が利き調和的な悟。
異なる性格を持つ仲良し三人組は、幼馴染でいつも一緒に行動していた。
しかし、入塾や中学進学を機に、彼らの間には少しずつ距離が生まれてしまう。
それぞれが劣等感や嫉妬、自己への存在意義に対する疑問を抱きながらも、
彼らは心の成長を通じて、友情の大切さを再発見していく――。
目次
1 塾
夏期講習
受験不合格
2 中学生
微妙なバランス
ポスター表彰
3 美術
みんなと違う自分
デッサン
滲んだ水彩画
4 マラソン大会
朝練
それぞれの思い
マラソン大会
5 地上に輝く星たち
スケッチブック
神経細胞
模擬試験
星たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まる子
25
成長過程の中学生。外見、内面、自分の得意や不得意に悩む時期。周りの人とつい自分を比べて自信をなくしてしまう。大人になればあの頃」が懐かしく思えてしまう。そんな中学生男子の晃、健斗、悟を通して見えてくる悩み。仲が良いからこそ言えないもどかしさ。彼らの中にある苦しみもがいた悩みはきっとこの先の人生でプラスになるはず!そして自分で決めて行動して乗り越えて得た物を大事にして欲しいな。あなたたちは星のように可能性が星の数ほどあり、輝いて見える。2025/10/11
くま美
5
中学受験を前に幼なじみ3人の晃、健斗、悟が同じ塾へ通い出す。少しずつ、差ができた3人。しかし、中学受験に失敗した健斗は、みんなと同じ公立中学校に入学する。そんな中晃は、劣等感から3人の関係に距離を感じてしまうが…。『焦らなくていい』自分の中で消化して言葉に出してみる!『自分の言葉は自分を変える』回り道をしても、きっと自分の進む道は見つかる!幻冬舎らしい本。2025/06/06




