内容説明
迷いながら子どもと向き合っている、すべての人へ
長年引きこもりなどの子育て相談を受けてきた医師による、子どもが笑顔になる子育てのヒント。多数の実例やエピソードをもとに、親のかかわり方をわかりやすく解説します。
渡辺満里奈さん推薦!
「自分自身の道を歩んでいく子どもに親ができるのは、信頼し、見守ること。難しいときもあるけれど、私の不安に寄り添い、そっと背中を支えてくれる。これはそんなお守りのような本です。」
【著者について】
田中茂樹(たなか・しげき)
1965年東京都生まれ。4歳から高校卒業まで徳島県で育つ。京都大学医学部卒業。京都大学大学院文学研究科博士後期課程(心理学専攻)修了。文学博士。2010年3月まで仁愛大学人間学部心理学科教授、同大学附属心理臨床センター主任。2012年3月から、奈良市内にある佐保川診療所において、医師・臨床心理士として地域医療、カウンセリングに従事している。著書に『子どもを信じること』(さいはて社)、『子どもが幸せになることば』(ダイヤモンド社)、『去られるためにそこにいる』(日本評論社)、『子どもの不登校に向きあうとき、おとなが大切にしたいこと』(びーんずネット)などがある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りり
4
今まで読んだ子育ての本の中で、一番よかったです。 数々のエピソードと共に語られていますが、涙する場面が何度もありました。今の自分に刺さるのかな…。2025/12/06
luckyair
3
具体的なテクニックや対応法を教える本ではなく、子どもと向き合う親の姿勢そのものを事例を通して静かに体感できる。特に印象に残ったのは、「親の話を子どもが聞くのは当たり前ではなく親の甘えでもある」という部分。親の言うことを聞かなくなる姿も自然な成長として気持ちが少し穏やかになる。後書きに書かれていた、子どもを親の思う方向に無理に引っ張らず、別の一人の人間として生き方を模索する姿をそばで見守ることこそが親の役割であり喜びだという言葉に深く心を打たれた。今この瞬間を大切にするという育児の意味である。★★★☆2025/12/26
Bear
1
印象にのこったこと 小言を控えることで子供の見えてなかったところが見える。共感とは相手がどう感じるか感じようとすること。子供を子供扱いしない。「聞いてあげる」とは愛情を与えてあげるということ。子供が家でリラックスして過ごせるようにすることを最優先にした→あなたはここにいて良い。いてくれることが嬉しい。のメッセージに。大人になっても支え続けてくれる。 つまり子供を見守ると言う事は指示したり先回りせず子供が何に関心を持ち楽しいと思い、何に困っているかに心を寄せ側にいる。そんな関わり方。2025/12/05
jotadanobu
1
図書館本。でも、読み終わると同時に購入への手続き。カリスマ的な存在ではなく、悩みながら立ち止まりながら、だけどその一瞬一瞬を共に味わっていけるような存在であることの方が、誰にとっても大切なのだと思わせてもらえる本。途中、催眠術をかける国語の先生が登場するが、涙が出るほど笑った。ああ、あったよなぁそんなこと笑 子育ても教育も、「ああ、自分にもそんなことがあったよなあ」と思える感覚ってすごく大事。一方で 、「目の前の子どもと自分は違う存在であり、そこに善し悪しなどつけられるはずがない」という感覚もまた大事。2025/10/18
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