河出文庫<br> まず牛を球とします。

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河出文庫
まず牛を球とします。

  • 著者名:柞刈湯葉【著】
  • 価格 ¥1,078(本体¥980)
  • 河出書房新社(2025/09発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309422138

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内容説明

「私は人類を幸福にするのが仕事です」ハンバーガー屋の待ち時間に気軽にめくれて味わい濃厚。サクッと読めてザクッと刺さる、極上のSF作品集。文庫オリジナル・ボーナストラック付き。解説:小川哲。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

はっせー

45
私のおすすめ作品は「令和二年の箱男」!VTuberが流行り、自分もやろうと思ったのが主人公の男。しかしなりたいものがなかった。自分のことを無個性な箱型の人だと考え、作ったものが「バーチャル箱男」。安部公房の『箱男』にちなんで作成。一番刺さったのは、箱男で外出したところ!新型コロナウイルスが流行っていたからといってその勇気流石すぎる😂そんな中Twitterに箱男が写真付きで上がった。だが、本人の思いとは違い、『近所のファミマにスネークがおった』と。箱男じゃなくて、メタルギアソリッドのスネークか😆2025/12/21

なつくさ

39
タイトルが印象的なSF短編集。表題作である、まず牛を球とします。に、わくわくと?を馬にニンジンの如く吊り下げられまんまと食いつきました。まず、なつくさを馬としました。中でも好きだったのは数をたべる、ルナティック・オン・ザ・ヒル。前者は数と夢の話である。退屈な話代表格の数学の話と他人の夢の話が掛け合わせて面白い話へと見事にランクアップしている。後者は月人と地球人との戦争のお話。月の丘に腰かけて見下ろす戦場。目減りしていく酸素量。緊迫の状況にも関わらず緩めの会話との緩急。そして、衝撃。好きでした。2025/11/09

Tenouji

33
極めて面白った。恐らく、著者は、科学的な矛盾やエラーを「ボーナス・トラック・クロモソーム」と考えているのだろうw。更には、このボーナストラックを楽しめるかどうかが、「人類」であるかどうかの判断になるとまで考えているのかもしれないww。もちろん、この書籍を手に取るかどうかは、その方の選択にまかされているのだが…2025/11/30

よっち

28
牛は食べたいが動物は殺したくない。そんな人類の夢が実現した未来を描いた表題作、大正電気女学生、石油玉、現代の箱男などが大活躍する奇想天外な14編+1の作品集。化学的に合成された牛球、「犯罪者には田中が多い」という架空の差別と作家業、未来職安の元ネタとなった交通安全責任課、家にいる人間のふりをしている妻、ラジオで未来を聞く大正電気女学生、南宋~元時代の授時歴への改暦と天文学者、広島の原爆不発弾など、著者の思い付きや意外な着想から描かれた作品もわりとあったようですが、なかなか味のある作品が多く面白かったです。2025/09/08

石橋陽子

24
タイトルに魅せられ購入。生物学研究者だけあって、遺伝子操作で効率的に牛を作る方法を工場見学会を通して披露してくれる。大豆のDNAをテンプレートに使い、そこに牛の成分を発現する遺伝子を加えたものを同細胞に導入する。法律的にも加工植物だから、動物を殺す概念が存在しないし、球体とした方が輸送に便利とのことで面白すぎ。スコットランドの黒羊はもう、好みすぎ。アダムとイヴの話しはなるほどと何回言っただろう。15編の短編集。全ての章に柞刈節炸裂し、SF要素盛り沢山。柞刈湯葉は今後もっと注目されることを保証します!2026/01/06

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