「いきり」の構造

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「いきり」の構造

  • 著者名:武田砂鉄【著者】
  • 価格 ¥1,799(本体¥1,636)
  • 朝日新聞出版(2025/09発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784023324565

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内容説明

どうしてあんなに、自信満々なのか――。「迷惑」を忌避する社会で際立とうとして、「いきり」が幅を利かせ、暴走する。「わからないのはバカ」「別に迷惑かかってないし」「政治家になってから言えよ!」「切り取りだろ!」……。「従順」か「居丈高」か。世の中に蔓延(はびこ)る、この二択から逃れ、ちゃんと深く息を吸うために、この疲弊した社会の問題点を掴まえる。社会、私という個人、日本人論のトライアングルの中に「いきり」を浮かび上がらせることを試みた一冊。

【目次】
1 そういうことになってるから
2 オマエに権利があるのか?
3 批判なんてしません
4 やかましい街で
5 幸せの設定
6 落ち着いてください
7 不機嫌
8 善意
9 視覚化から資格化へ
10 不安なくせに
11 上から目線
12 気のせい
13 確信歩き
14 切り取りだ
15 すべてを見る
16 逆ギレw
17 ヤニる!
18 承認
19 届ける
20 NEW&SPEED
21 言語化
22 物を言う
23 自分で考える

【著者略歴】たけだ・さてつ
1982年、東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年からフリーライターに。著書に『紋切型社会』(朝日出版社、2015年、第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞、19年に新潮社で文庫化)、『コンプレックス文化論』(文藝春秋、2017年、21年に文庫化)、『わかりやすさの罪』(小社、2020年、24年に文庫化)、『偉い人ほどすぐ逃げる』(文藝春秋、2021年)、『マチズモを削り取れ』(集英社、2021年、24年に文庫化)、『べつに怒ってない』(筑摩書房、2022年)、『今日拾った言葉たち』(暮しの手帖社、2022年)、『父ではありませんが 第三者として考える』(集英社、2023年)、『なんかいやな感じ』(講談社、2023年)、『テレビ磁石』(光文社、2024年)など多数。新聞への寄稿や、週刊誌、文芸誌、ファッション誌など幅広いメディアで連載を多数執筆するほか、ラジオ番組のパーソナリティとしても活躍している。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

113
このようなある種の「違和感」を言語化し且つ、構造化する話はとても楽しいです。今回は「いきっている」の『いきり』の構造で、言ってしまえば「正論で殴る」、いや言い過ぎました、「正論を振りかざして(=武器として振るい)、他人の感情を制御しようとする」とのことでした。2026/01/13

けんとまん1007

60
武田砂鉄さんの本には、継続して触れている。自分が感じていることを、表現していただいているようで、心強い。ぼんやりとしていたことが、解像度を上げてもらえるようだ。強気言い切ってしまう。単純な言葉を使う。声を荒げる。批判でなく避難する。共通の土俵に乗らない・・などなど、ますます、そんな風潮が強くなっていると思う。だからこそ、自分の頭で、距離を置いて考えることが大切になる。2025/11/18

どら猫さとっち

19
声高に叫ばなくても、よくよく聞けば威圧感がある発言。お前が言うな的な居丈高な言葉の蔓延。そして、黙らされている空気感。居丈高か従順かの二択しかない世間。その抑圧から脱するには、何が必要か。『紋切型社会』から10年、武田砂鉄が世に問い考える、言葉で固まる現象の解きほぐし方。紋切型から始まった彼のライター活動は、思考停止や同調圧力を解放するための疑問であり、批判の展開が多い。武田砂鉄に救われる人は、知る限り見当たらない。それでも今の時代、武田砂鉄が必要だ。2025/09/28

sekkey

13
十数年前に『武田鉄矢 今朝の三枚おろし』で著者の存在を知り、彼は今や同局午前中の月~木の帯番組のメインパーソナリティーに。大勢に日和らず彼が違和感を覚える出来事についてはしつこく検証し追いかけ続ける。効率や”タイパ”だのがもてはやされる時代に彼の視点、考察はとても貴重で共有すべきものと思えてくる。/物事の全体を客観的に見ることは不可能でどこかで「切り取ら」(=フレーミング)ざるをえない/情報の鮮度(NEW)や速報性(SPEED)ばかりが強調され熟考を許さない危うさ等々、重要な指摘が盛りだくさん2025/12/13

たっきー

11
「いきり」をキーワードにしたエッセイ。丁寧な対応よりも、妙に自信ありげな態度の方が良いと思われるような時代。見た目重視で、切り取りしたわずかな部分でジャッジされるSNSとも重なる。最近の政治家(「政治屋」と書かれているが)の嫌な対応を思い浮かべて、どよんとした気分に。2025/11/04

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