内容説明
大ベストセラー「道警」シリーズ待望の第2シーズン開幕!!!
佐伯宏一が戻ってきた。札幌大通署ではなく、函館方面本部捜査課に、警部として――。
厚真で強盗殺人事件を起こした犯人の一人が札幌ジャズバー「ブラックバード」に立てこもり、機動捜査隊の津久井に発砲した事件から約一年。重大事案の検挙実績で道警一だった大通署の佐伯宏一は、それまで受験すらしなかった警部昇任試験を受け合格、警察大学の研修を経て、函館方面本部捜査課に警部として着任した。佐伯が着任した二週間後、青函フェリーターミナルの北側、工業団地の岸壁から変死体が上がった。佐伯は早速、検視解剖が行われている病院に向かう……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
141
『道警シリーズ』第2シーズンの開幕です。あの佐伯は警部となり、函館方面本部捜査課に着任しました。もうね、身内の気分で、引っ越した従兄弟の仕事ぶりを堪能した感じでした(笑っ)嬉しいことにチラッと新宮からの電話があって、今後は旧知の面々のカメオ出演も期待してしまいます。函館の土地勘があれば、更に楽しめるのは間違いないです。詳しくなくても充分楽しみましたよ。『ブルーバード』のような居場所も出来そうで、益々次が楽しみな幕開けでした。2025/10/16
佐藤(Sato19601027)
116
函館方面本部に赴任した佐伯宏一警部。新しい土地に戸惑いながらも、自ら現場の最前線に立つ姿に胸が高鳴る。青函フェリーターミナル近くで発見された変死体をめぐり、彼は慎重に捜査を進めていく──という静かな導入から始まる本作。事件性よりも、人間関係・地域との馴染み方・現場感覚の描写が中心。証拠が揃うまで推理を口にしない慎重さ、聞き込みを通して人間を深く理解しようとする「人間観察者」としての姿勢が印象的。彼に敬意と警戒を抱く警察組織の在り方も、作品に緊張を与えている。派手なサスペンスではなく、誠実な語りが沁みる。2025/10/18
おしゃべりメガネ
98
『道警』シリーズ待望の新たなシーズンの幕開けになります。色々あった「佐伯」さんが函館に'警部'として着任し、札幌時代をリセットしたかのようなスタートを迎えます。新たなシーズンとあって、基本前シリーズとはあまり繋がりを持たせる感じはなく、本作からでも一級品のミステリーとして十分楽しめると思います。これまではちょっと陰のあった「佐伯」警部ですが、心機一転随分とスッキリした感じで仕事に励んでいるようです。新たな相棒「庄司」もいるようで、他のメンバーとの新チーム「佐伯」のこれからの活躍に益々期待が高まりますね。2025/11/12
タックン
96
道警シリーズ最新作。警部になって函館方面本部に異動になった佐伯警部の活躍を描く。 実業家の老人が海中から遺体となって発見された。 通報者の情報から死体遺棄・殺人事件の模様だが、強盗目的か怨恨殺人か捜査は難航する。 佐伯を中心に捜査本部が捜査していくうちに事業関係の怨恨や家族内の問題が浮上していく。 その後はまるで警察内の捜査を目の前で見ているように緻密な捜査の模様が続いていくが、真相が見えてきたとこで突然終わって拍子抜け。 連載の都合とはいえ、伏線の回収をしっかりやって真相と動機を語って欲しかった。2026/01/03
ゆみねこ
65
道警シリーズの新シリーズ。佐伯が札幌から函館方面本部へ警部として異動に。着任早々に青函フェリーターミナル近くの岸壁から変死体があがる。被害者は地元で長年事業を営み、周囲からの評判も良かった72歳の社長。彼がなぜ殺害されたのか?佐伯の推理が冴えわたる。大好きなこのシリーズ、函館編もこの先楽しみ!2025/09/30




