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内容説明
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は新聞記者として世界各地を旅し、日本に辿り着いた。日本で民俗学が始まるより前に、民俗学的視線で日本人の暮らし・心を見ることができた八雲は、日本人がつねに「目には見えないもの」と交流していること、日本文化のある部分が失われつつあり、それに日本人自身が気づいていないことを察知していたのである。民俗学者・畑中章宏が、八雲の旅と心を追体験しながら描き出す、130年前の日本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HMax
32
「ばけばけ」のヘブン先生の「地獄ね」「クビ、クビ」が面白くて、ラフカディオ・ハーンとはどんな人だったのか?と手に取った一冊。東京大学で英語教師をクビになった際の後任が夏目漱石だったとは驚き。夏目漱石の「こころ」にもそれらしい人が登場しているそう。散切り頭や神仏分離どころか、ヘルンさんの大好きな盆踊りまでもが禁止される文明開化の世の中で、急速に失われていく日本の習俗、そんな中、日本人以上に日本を愛したヘルンさん(奥さんの節子さんからの愛称)の人柄と日本人について勉強ななる本でした。2025/12/02
エドワード
24
朝ドラ「ばけばけ」のモデル、ラフカディオ・ハーンの業績。ハーンはアイルランド人の父とギリシャ人の母の間で、ギリシャのレフカダ島(!)で生まれた。アイルランド、イギリスを経てアメリカに渡り、新聞記事の執筆等を生業としていた。先人の日本に関する著作から興味を持ち、明治23年に来日、紆余曲折の末、松江で英語教師となる。彼は日本を<文明社会に侵されていない国>と認識していた。当時はまさに近代化の途上の時代であり、古い大切なものが消える寸前だった。海と山に囲まれた松江で彼が残した書籍はかけがえのない文化遺産である。2025/11/25
せらーらー
6
小泉八雲を取り巻く時代背景を交え、八雲の人生について著した本。明治時代、何人もの欧米人が日本を訪れ本を書いているが、八雲ほど日本人と同じ目線から書いた人はいなかったのかもしれない。多くの欧米人の視線は貧しい日本人たちへの蔑みを含んでいた。しかしあちこちに滞在した流転の人生で八雲は、未知の人々や文化に好奇心を持って接しており、好感が持てる。もちろん日本でも。そのおかげで現在の私たちは、150年近く前の明治時代の様子を彼の視点でありありと感じることができる。日本人の気付かない空気を書き残してくれた。2026/01/27
果てなき冒険たまこ
5
以前松江に旅行に行った際に記念館とか訪れてその後何冊か関連本を読んだことはあったけど久しぶりの小泉八雲。知らなかったけど今の朝ドラに取り上げられてるのね見ないけど。それに乗っかった本だったらつまらなかっただろうけどどちらかというと民俗学に寄せていてとても面白かった。「旅人」「寄寓者」「同郷人」というカテゴリ分けにも説得力があるし柳田国男の引用も適切。以前読んだのはどちらかというと来歴やらによってたから今度は違う側面からチャレンジしてみるか。2025/12/25
azu3
2
日本人なら小学生でも名前を知っている小泉八雲(今はそうでもないのかな?)。でも、実はどんな人物かまでは知らない。本書は小泉八雲/ラフカディオ・ハーンを知る本として最適。とても面白かった。ハーンと同時代に日本を紹介した欧米人についても取り上げている。力作!2025/12/31
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