内容説明
近藤勇、土方歳三と壬生浪士に参加した井上源三郎。人の好い井上は、長州を脱藩した佐伯又三郎と親しくなり、長州、水戸、会津の政争にまきこまれていく。ある日、井上は、土方から、芹沢鴨らが大和行幸を企てる浪士集団と通じていることを聞く。激怒した土方は、芹沢を陥れる、恐るべき計画を立てていた――。新選組結成の真実を描く時代長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
90
諜報新撰組 風の宿り「源さんの事件簿」 戦闘集団の新撰組らしからぬ、新選組六番隊長井上源三郎さん、近藤勇、土方歳三、沖田総司の新撰組創設メンバー。真面目で誠実な人柄がいいです。新撰組の故郷日野に行きたくなりました。2021/01/21
財布にジャック
54
今年の年明けに一番最初に読むのは、新撰組関連と決めていたので、この本にしました。人の良い源さん(井上源三郎)の視点で描かれているので、ともすると暗くなりがちな新撰組物も、どことなくホッとできるというのがこのお話の魅力だと感じました。今年は、もっともっと新撰組関連の本を読んで、更に新撰組の世界を深く知りたいと思っています。2015/01/03
hrmt
21
源さんの事件簿シリーズ2作目。今回も泣かされました。個性派揃いの新撰組にあって平凡庶民派ヒーローの井上源三郎だからこその、人と人との繋がりに気持ちが温まります。自分の居場所である新撰組を守りたいと思いながら、酷い仕打ちをされたはずの故郷への思いも捨てきれない又三郎の揺らぐ思いに胸が詰まりました。そして源さんだからこそ、そんな又三郎を平然とは見捨てて置けないのです。ぜひシリーズ3作目を‼︎と作者にお願いしたいものです。2015/11/13
こめっこ
15
源さんの人柄がいいです。戦闘集団の新撰組も彼に関わると人らしい弱さを見せてくれるのがこのシリーズ。ぜひ、続きを出して欲しいです。源さんの話、もっと読んでみたい。2014/08/19
真琴
11
源さんが主人公の話。佐伯がとても良かった。史実では良いイメージないだけに太一との絆が良かったと思う。佐々木愛次郎の話や芹沢鴨が殺され新選組が出来るまでの殺伐とした所を描いてるのに、ほのぼのしてる空気が流れるのは源さんだからなんだろうなぁ。面白かった!2013/04/28
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