内容説明
大正8年(1919年)東京・本郷区駒込団子坂、平井太郎は弟二人とともに《三人書房》という古書店を開く。二年に満たない、わずかな期間で閉業を余儀なくされたが、店には女優・松井須磨子の遺書らしい手紙をはじめ、奇妙な謎が次々と持ち込まれた──。同時代を生きた、宮沢賢治や宮武外骨、横山大観、高村光太郎たちとの交流と、数々の不可解な事件の顛末を、若き日の平井太郎=江戸川乱歩の姿を通じて描く。第18回ミステリーズ!新人賞を史上最高齢の69歳で受賞した著者による、滋味深い連作集。/【目次】三人書房/北の詩人からの手紙/謎の娘師/秘仏堂幻影/光太郎の〈首〉/文庫版あとがき/解説=辻真先
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
7
【読了】D 設定はとても面白いなと感じたのだが、何ていうか良くも悪くも癖が無さ過ぎてさらっと読み終えてしまった。2025/11/30
agtk
2
感想を読むと賛否はあるが、自分はおもしろかった。しっとりした感じが心地よい。続編があれば読みたいし、この作者のものももっと読んでみたい。2025/12/20
ソラ
2
【再読】2025/12/14
ゆきんこ
2
たんたんと、静かに紡がれる連作短編ミステリ。ただし、渦中の人物は若き日の江戸川乱歩、そして舞台となった大正時代を生きた、宮沢賢治等の有名な人物たち。語り部は乱歩当人ではなく、兄弟や当時書店に居候していた井上が主で、そこに、時折その物語のキーマンが混ざったりする。作家・江戸川乱歩ではなく、人間・平川太郎に焦点があたっているものの、ふとした隙間から作家・江戸川乱歩が顔を出す。そのあんばいが良いなぁ…と思う。2025/11/30
ok_ak0203
1
タイトル買い。江戸川乱歩こと平井太郎と弟たちが営む古書店「三人書房」。そこに関わる人たちと、世間を騒がす奇妙な謎を解決していく。乱歩だけでなく、松井須磨子、宮沢賢治、高村光太郎、横山大観とゲスト?も豪華。時代の雰囲気も好きだし、乱歩の世界のまんま。語りの人がコロコロ変わるので、井上くんがワトソン役でもよかったかも。2025/11/27




