講談社文庫<br> レペゼン母

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講談社文庫
レペゼン母

  • 著者名:宇野碧【著】
  • 価格 ¥803(本体¥730)
  • 講談社(2025/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065404959

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内容説明

なんと潤沢な物語だろうか。
強烈なパンチラインであり、まさに「ブレイク」作品なのだ。 ――逢坂冬馬さん

予想する「面白い」の1000倍面白い! ――大垣書店京都本店 荒川夏名さん

マイクを握れ、わが子と戦え!

山間の町で穏やかに暮らす深見明子。
女手一つで育て上げた一人息子の雄大は、二度の離婚に借金まみれ。
そんな時、偶然にも雄大がラップバトルの大会に出場することを知った明子。
「きっとこれが、人生最後のチャンスだ」
明子はマイクを握り立ち上がる――!

第16回小説現代長編新人賞受賞作。

ーーーーーー
選考委員も激賞!

こんなにスカッと面白い作品が新人賞なら、いっそ清々しいじゃないか!(中略)おかんのラップが響く今宵、この余韻!
――朝井まかて

「親との戦い」ではなく、親の側から「子との戦い」を力強く描いた、大人の小説であると感じさせられた。
――宮内悠介

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

なつくさ

25
初読みの作家さん。MCバトルで語ることば。見てなかったのはどっちだyo。母と子、元は一つの身。だからって、母と子は別の身。美化されるのは去った身。浄化されるヒストリー。これからは、別々のストーリー。ひとりひとりに物語。主人公は自分自身。フロウがきいていてそのパンチラインにバイブスがぶち上がりでした。とてもよかったです。2025/09/22

とも

0
64歳の深見明子と放蕩息子の雄大との親子喧嘩ラップバトル。小気味よく繰り出されるリリック、韻、パンチライン。ラップでしか刺さらない、伝えられない言葉がある。本当のディスとは、相手を聞くこと理解すること。他人の親子喧嘩にまさかこんなにわんわん泣くとは思わなかった。 ラップ自体の面白さ、その排他性、男性性を問う前半から、明子と雄大の親子の話、そして親子喧嘩としてのラップバトルに向かう構成がとてもよかった。ドラマ化希望すぎる。2025/09/23

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