内容説明
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「バナナ」を頭の中で描こうとしても暗闇が広がる――〈感覚イメージ〉が浮かばない特質,アファンタジアとは。当事者の語りを通して,アファンタジアの気づき,仲間の存在,補償の戦略,選択の分岐点など,彼らの日常生活がどのようなものであるのか,そして個人の主観的体験であるイメージ世界がいかに多様であるかに迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ときわ
7
半分しか読んでないので登録するか迷ったが一応登録。こういう人がいることは今まで知らなかった。ただ人の能力はほんとにいろいろで、しかもグラデーション。自分だけじゃないんだ!仲間がいる!ことを知って安心できる人もいるだろうから、この本の意味はあると思う。見たものや聞いた音のイメージが脳内に浮かばないとはどういうことか私なりに想像した。他の人のことは分からないが、私は触った感覚、嗅ぐ匂い、を脳内でイメージできない。言葉ではできるが言葉にしないでそのものをイメージしろと言われたら無理。そういう感じなのかなあ。2026/03/06
tellme0112
6
初めて知った。図書館にいかなければ、触れることのなかった話。認知の多様性について気づかされる。あと、補償戦略について。データはあるが出力ができない、というところ面白かった。ハイパーファンタジーの話も少し。子どもに寄り添おうとする親や教師の存在が心が温かくなる。2025/10/13
Riko
3
脳内にイメージが浮かばないという認知特性の人たちの座談会。自分がそうだと気づいたきっかけとかも様々で興味深い。「頭の中でそろばんをはじく、ってみんな本当にやってるんだって気づいた」っていうのがなるほどって感じ。出現率4%ってことは、自分の受講者にもいるかも知れないので、説明の仕方ってほんと色んな方向から考えないといけないよなあ。2026/02/10
おかき
3
自分をアファンタジア当事者ではないかと疑っているため興味深く読んだ。座談会で語られる内容には共感するところがかなり多い。とんでもない方向音痴(地図は目の前にないと意味をなさない)だとか、実際に描いたことのないものはよく知ってても描けないとか……。日常生活を送るうえで困難があるわけではない(少なくとも個人的には困難を感じていない)ので「わかる、あるある!」「いろいろ違って面白いよね〜!」以外の感想はあまりないが、「見える」人たち=ファンタジアの皆さんからはどう読まれるんだろうというところだけが気になるなあ。2025/09/13
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