対話からはじめる学級づくり――意欲をひきだし、道徳性をはぐくむ

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対話からはじめる学級づくり――意欲をひきだし、道徳性をはぐくむ

  • 著者名:若菜秀彦【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 明石書店(2025/09発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784750354002

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内容説明

「学校」は、多様な個性があつまっているから楽しい。
集団で生活し学ぶ中で、他者を認め、自己の強みを認識してゆく。「対話」の力の着目し、意欲と道徳性を高める学級経営の考え方と方法について、教育社会学の理論と著者自らの実践から導き出した指導モデルを提示する。

目次

はじめに
第1章 「対話」のすすめ
第1節 「対話」のない悲劇
保護者を避ける教師たち
形式の統一で対抗する教師
嫌悪する保護者
「対話」のない教育の悲劇
第2節 これからの教師のアイデンティティ
教師は聖職?
学校に広がる「官僚制」化
見抜かれた「誠意と信頼の論理」
「自律的専門職」志向
「コミュニケイション的専門職」をめざそう
第2章 学級経営の考え方
第1節 学級経営の二側面
心理学は万能か
個の力か集団の力か
「集団づくり」と「個別的対応」
学級経営の考え方
学級王国の二面性
「まとまり」の誤解
第2節 学級経営を支える教師の「対応」――接し方の技術としてのソーシャルスキル
1 子どもへの「対応」
理想の教師像のずれ
強制的「指導」の留意点
優しさや明るさを伝える技術
専門職としての技術
教師が陥りやすい「対応」の歪み
2 学級集団への「対応」
第3節 学級経営でめざすもの――「道徳性」の発達
1 「道徳性」の発達には段階がある
前慣習的段階
慣習的段階
脱慣習的段階
2 モラルディレンマによる役割取得能力の向上と道徳性
第4節 「道徳性」の発達と集団の「まとまり」
集団の「まとまり」の誤解
道徳性を発達させる話し合い
第3章 「対話」のための指導モデル
第1節 「対話」を促進するために
1 意見を引き出し可視化するファシリテーション
2 伝わりやすい環境を整える
小集団の活動を増やす
感情の交流を増やす
「みんなで決めた」点を価値観の基準に
3 生活班を単位とした係活動(係班)
4 「班」隊形の工夫
5 「班」活動で班長がリーダーシップを発揮するために
第2節 道徳性の発達を促す指導
1 構成的グループエンカウンターによる「指導」
2 モラルディレンマを取り入れた話し合い
3 「道徳性の発達」段階に応じた「指導」モデル
前慣習的段階
慣習的段階
脱慣習的段階
第3節 毎日の生活に位置づける
週間手帳の活用
道徳性発達検査の実施
学級通信の活用
「今日の目標(めあて)」と「今日のMVP」
1 「朝の会」と「帰りの会」の考え方
2 「朝の会」と「帰りの会」の具体的モデル
「朝の会」のモデル
「帰りの会」のモデル
第4節 教師としての考え方
おわりに

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